🍀🍀これまでのお話🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀
 
 
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■中学生との出会い
 
私の地元では、小学校中学校と両方の異動があります。
 
 
私は7年間の小学校勤務をした後、
初めて中学校に異動をしました。
 
 
 
初めては不安だし、生徒にも申し訳ないから、
せめて教えてもらえる環境の整った大きな学校でやりたい。
 
 
 
私は不安から、そんな希望だけを伝えました。
 
 
 
 
 
しかし、配属されたのは全校40人の小さな学校で
教科のことで質問できる人はいませんでした。
 
 
 
「先生、中学校初めてなんですよね。」
「進路指導とかされたことあるんですか。」
 
 
 
赴任当初、保護者の方や生徒に言われる一言が
さらにプレッシャーになっていきました。
 
 
 
何もかもが分からない。
 
小学校で培ってきたものが通用しない。
 
でも、生徒や保護者を不安にさせたくない。
 
今まで学年主任が出していてくれた方針を自分で出さなければいけない。
 
勇気を出して聞いても、教えてもらえない。
 
考えて出してみても否定されていくだけ。
 
数学の授業も内容が盛りだくさんすぎて小学校と同じような流れは使えない。
 
生徒にとってこの授業は一生に一度きりしかないのにどうすれば・・・。
 
 
そんな不安で苦しくなり、初任に逆戻りした心境でした。
 
 
 
他校の先生の授業を見させてもらったり、
 
教育委員会の先生に話を聞いたり、
 
恩師に電話をしたりして、
 
とにかくできるようにならないとと必死でした。
 
 
 
それだけでも、いっぱいいっぱいだったところを
もう一つの事実が更に私をどん底に突き落とします。
 
 
 
 
それは、私が薄っぺらい人間だということです。
 
 
 
 
■なんの魅力もない自分
 
 
 
思春期の中学生は、たくさんのことに悩み、
たくさんのことと戦っています。
 
私は小学生を担任してきたよりも、これからの進路選択や将来のために、より個人として接していこうと思いました。
 
しかし、子どもに何か語ろうと思ったとき、自分には何もないことに気づきます。
 
一度社会人をやっているにしても、他の担任の先生と比べたら、自分の経歴なんて大したものではありませんでした。
 
 
勉強を教えるだけが教師の仕事ではない。
 
仕事しかしてこなかった私は、
趣味もなにもない。
 
休日は疲れて寝ているだけ。
 
こんなに何もない人間に人としての魅力はあるのだろうか。
 
私はこの7年何をしてきたんだろう。
 
 
 
教師として自信をつけ始めていた私にとって
この事実はどうしようもないくらい苦しいものでした。
 
 
 
 
半年を過ぎた頃、
ようやく感覚として中学校の指導や授業が分かるようになってきました。
 
小さな学校は、いうなればベンチャーのようなもので、
筋さえしっかりとおっていれば、職員会を通さなくてもやれることが多いのです。
 
 
初めは、教えてもらえる環境のないこの学校にへの異動に対して、恨むような気持ちもありました。
 
 
しかし、慣れてくると、その場の思い付きで、やりたいことが出たり変わったりする私にとって、
 
この学校は何でもさせてもらえる天国のような場所になっていったのです。
 
 
 
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マツミホメニュー
 
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