TANGO中毒(JUNKIE) -7ページ目

TANGO中毒(JUNKIE)

タンゴダンスのつれづれ&毒舌、モンクなどなど。。。


CABECEOという名の神話

ブエノスアイレス神話の1つに、この「CABECEO」が有るわねん。

アタクシに言わせりゃこれは既に「神話」

まず第一に、「視線だけで女性を誘うべし
んなコト有りませんコトよ

だって「CABEZA(頭)」を動かす動作から
「CABECEAR」という「頭を動かす」そして名詞として
「CABECEO」ってなるの。

スペイン語で
「手=MANO」→「手でごにょごにょ=MANOTEAR」
つまり
「頭=CABESA」→「頭を振る=CABECEAR」なワケ



外国に行くと、
「ブエノスでは全てのミロンガでCABECEOが採用されている」とか
「CABECEO が有る=ブエノスらしい良いミロンガ」という
『思い込み』(アタクシに言わせれば)があって、

「この街で一番ブエノスらしいミロンガ」と称して
CABECEOが採用されていたりするんだけれど・・・

まあ、実際にはそんなことありません


若向きのミロンガに行ったら
(例:LA VIRUTA、MILONGA10、MALDITA)
そんなコト、知ってるコも少ないし
PracticaではもちろんCABECEOがルールだ、
なんて言われません


ただね


やっぱりトラディショナルなミロンガへ行ったら
(例:SUNDERLAND、LA BALDOSA、EL BESOなど)
どんなに若くてブイブイ言わせちゃってるダンサーでも
身綺麗にして、お行儀よく、CABECEOするか同じテーブルの
友達をお誘いするワケ。


CABECEOさえ出来れば。。。???

じゃあ
「誰にでもCABECEOすれば誘えるか?」
って言ったらそ~ゆ~モンでも無いのよ。

所謂「MILONGUERO/A」と言われる人だったら
それなりにお知り合いになって、お互いの合意の上で
CABECEOが成り立つの

アタクシがパートナー大パンダさんと、
そういうミロンガへ行くと挨拶していく中で
「彼女を誘ってもイイか」と
ミロンゲーロのオジさんが聞いてくることがあるの。
「もちろん」と大パンダさんが答えても
いつでも誘ってくださるワケじゃないわん。


彼が好きなオルケスタのTANDAだけ。
しかもこっちが「ちらっ」と見てた位ぢゃムリ
かなり「ガン見」してないといけないのよおん

 そらあねえ。。。
 向こう様にその気がないのに

 じいいい~~~っっっ
 
 ってのもメイワクなお話


ただ日本人の、ちいちゃなおめめ
「ちらっ」っと控えめに視線を送っても、
交渉は成立しないわよん。

モンダイは「踊って光線」が出せるか否か

  そして1度でも踊ったことがあれば、
  アタクシが単独で踊りに行っても
  どのオジ様も「こぱんだ、今日は独身か、らっきい」
  なあんて冗談飛ばしながら、CABECEOしてくれるわん
  (生来、スケベなのねん


逆に色々な冗談も交えてアタクシに
「たまには浮気させないとダメよ~」とかって
アタクシに言いつつ、ミロンゲーラのおネエ様方が
大パンダさんに『CABECEO許可』を発行する事もあるわん


  すなわち


「知らない人」にCABECEOするっていうのは
あくまで外国人の多いミロンガでだけ成り立つ
ので、
(例:NIN~O BIEN、PARAKULTURAL、PORTEN~O y BAILARINなど)
決してオリジナルな形では無いんでしょう。

だから「見間違い」とか「CABECEOしたら他の女性が立っちゃった」
なあんて恥ずかしいコトにはならないハズよねん。


CABECEOは男性優位(MACHISTA)の産物か??


あと「女性は男性から誘われるのを待たなければならない」
とゆ~、やっぱり神話的ルールもあるわねん。
実際、こっちの女のコ達は、積極的に男性に接近していって
男性が誘わざるを得ない状況を作って見せるのよん。

よく「CABECEOは断られても恥をかかない為の
男性本位のルール
」と思われているけれど、
その反面女性からのアピールの余地も随分あるワケ。

ただモンダイはその辺の「駆け引き」や
「遊び」として理解されないまま
外国でルールだけが独り歩きする状況は、
なんだかアタクシ的には解せないわん


ちょっと違った見方で、
伝統的なルールをゲームとして楽しむ
ってのは楽しいけれど、最終的には
その国の人や文化に合わないルールは、やはり淘汰されるモノよ。


  最後に。。

時々、アタクシはミロンガを「釣り」に例えるけれど
まさに「釣り」と同様、色々な準備をして
糸を垂らしている時間を楽しむ」コトが出来ないと
ミロンガって楽しくはならないんじゃないかしらん

その辺を変える為にCABECEOルールを採用してみる、という考えもアリかもねん


そんなお話がTOKYOでも出来たら、また面白いかも
ご意見も大募集しちゃううわん。
ではまたね




こぱんだの、ごく素朴なギモン

最近。。。

背中使わないで踊る男子ってハヤりなのお??


いいのよ、別にモンク言ってるんじゃないの。
あくまでギモンよ、ぎ、も、ん


 もちょっとフィールド・ワークしたら書くわあっ

またね
どの世界にも「サラブレッド」と呼ばれる方が有るわね

タンゴにも「血統の良さ」から
スポットを浴びるダンサーは多いわん。

有名ミロンゲーロMiguel の息子Julio Balmaceda
マエストロGustavo Naveira の子供達、
4兄妹揃ってサラブレッドのMisse兄妹
などなど、挙げたら意外といるのよん。

そして
天才Geraldineの妹」から
脱却しそ~で。。。な彼女、

Samantha Dispari

もちろんVilla Urquizaなマエストロ
Jorge Dispari&"La Turca”Maria del Carmenのお嬢様。
生まれる前から踊ってます的なセニョリータよ





こちらは現パートナーROBERTO ZUCCARINO
数年前、Sunderlandでパパと踊る彼女を見たとき
「あっジェラルディンの賢い版(失礼)」
って思いましたわ

やることやってる割に、端正でぶっ飛ばないし
音楽性も先天的に持っている
(そら生まれる前から踊ってるわけですから)

「サラブレッドとはこの事だ
としか言いようが無いわねん。


が!しかし!

思春期のやんちゃが許される時期から、
そろそろ脱却して「第1線へ」となる所で、
どうもサラブレッド・ダンサーには大きな落とし穴というか
曲がり角があるらしいわっ

「自分で大人だと思ってるけど大人じゃない」
「大人になってないけど、大人らしくしなきゃいけない」
みたいな、まあ思春期のハシカみたいなもんよ。

  これは全国共通らしいわねん

それがスターであるだけにドラスティックに
現れるのが悩ましいトコロ

やんちゃが過ぎて干されたGさん、
母ちゃんに〆られながらも次々年上彼女を作っていたFさん
16歳で彼氏と駆落ちしたGさん、などなど
(いちおう伏字にしてみる

さて話は戻ってSamanthaちゃん
今、まさにその時期なのでは有りますが
次々とパートナーが変わるものの、どうもコレは
パパ&ママのお勧めがお気に召さないからのよう。。。

あたくし的には今の所ベスト・パートナーは↓



周囲のオバさま達的には
「アタシ達が『まあっお似合いのカップルねえ
なあんて言ったって、結局は若い2人が
自然と自分に一番良い相手を見つけるものよ
オバさん達の出る幕なんて無いわあ、ほっほっほっ」
的な話らしい。

 いや、これもよくある話、全国共通

しかも、こういうオバさまに限って
よく口出ししてくるんだ、これが。

 これまた全国共通


どうかヘンなオトコに引っかかる前に
人生のそしてダンスの素敵なパートナーと共に
花開いて頂きますよ~に。
もう書かないと思ってたでしょ??

  だってえ~~、こっちの記事は
  なかなかタイヘンなのよ~~

とか言い訳。

でもブエノス帰ってきて、ぼちぼち身体動かしているので
色々面白いことも起こってきてるわよん。

今ねMELINAのテクニカ受講中


   このヒト、踊りもクラスも化けモン

一応、踊りの方の化け物っぷりを ↓↓



でもね~~、身体のパーツの名前とか
バンバカ出てくるから、スペ語脳が爆発しそう。

   こういう時日本人ってとても損だと思うわん。
   欧米人は解剖学的ボキャブラリーは
   ラテン語由来の名前で覚えてるのよ。

   でも日本人は日本語名で教わるでしょ?

   こっちでコンテやストレッチのクラスを受け始めたとき、
   むか~し解剖学の授業で覚えたヤツを
   頭の戸棚から引っ張り出してくるの、タイヘンだったわん
   (↑一応理科系だったのよん)


ただ理屈的にはウチらのやっていることと近いので
身体はコンフリクトせず。。。ってか
スタイルとかに関係なく、やらなきゃ行けない事を
内側から丁寧に積み重ねていくカンジ

だから言われた通りにやると、とても気持ちイイ

こういうテクニカって少ないから、もちょっとやって欲しいな。


 とゆわけで、今日もいってきま~~す
新年早々、色々な訃報が続いて、
YOUTUBEなんか全く見る気が起きなかったこぱんだです。

「若いダンサーからも色々吸収しなくちゃああっ

  。。。見るに耐えないのが多すぎる

「オジさん達も掘り起こして。。。」

  。。。ヤバいよ、涙でちゃうよ

そんな中、最近発見した秀作

バナー

 ↓ ↓ ↓



「キューピー兄弟の長男」ことHoracio Godoy&Cecilia Garcia



Horacioはそのファミリーネームからお判りのよ~に、
(non dancerの間では)アルゼンチンを代表するダンサーとして
有名なMora Godoyさんの弟さんなのよ。

初めてMORAスタジオに行った時のこと
たまたまエレベーターでMORAの彼氏が
「彼女がかの有名なMora Godoyで彼は弟のHoracioだよ」
と紹介されたのも、今は昔のお話ね

 その時「あっキューピーさんだ
 と思って以来、アタクシの中では「キューピーさん」なの。

その時は知らなかったんだけれど、
Asi Se Baila el Tangoという有名な教則ビデオでは
彼女は亡くなったOsvaldoそしてこの実弟Horacioと
踊っているのよん。




このキューピーさんの偉業はこの完璧な音楽性に留まらないのよ。

 【閑話休題】
  アタクシの言う『音楽性』ってイマドキによく言われる
  『メロディー全部ステップしてハイOK』的なヤツじゃないのよ。
  例え聞こえてても『捨てるべきところは捨てる!』ことによって
  『聞かすところは聞かす』みたいな『支配感』のある人を
  『音楽性の高いダンサー』と評したいのよん。

TURCO JOSEのような、えら~いミロンゲーロに師事しながらも
「俺、ショウダンス向いてないです」とばかりに
学生相手のボランティア・クラスなどで教えていたんですって。

当時、軍事政権の崩壊直後のブエノスアイレス。
ミロンガなんかも少なかった時代に
学生(お金の無いガキンチョ)が踊る所なんか
無かったわけだわね。

そしてキューピーさんと、チーム「Los pebetes」は
独自のミロンガをスポーツ&カルチャーセンター
「La Estrella」に開いた、ってワケ。

(『Pebete』はキューピーさんの愛称
 意味は『赤ちゃん』:ほらねっアタクシだけが
 『BABY FACEだっ』と思ったんじゃないのよっ

そして場所を転々としながらも
La Estrella, La Viruta, Los Pebetes(Club Almagro)など
「若者が集まれるミロンガ」を形成し、
そこから生まれたダンサーも数知れず。。。どお偉いでしょ?

まあ素行はそこそこ。。。ココも偉い(゚∀゚)アヒャヒャ

またねえん

バナー