1年前の今頃まで
ラテとぴのんをふたりとも見送るまで
自分の時間も、そこまでしか見えていませんでした。
ぴのんが10歳だから、
きっとあと10年ちょいくらい。
それまでに私は人生で何ができるかなって
そう考えていました。
それは、自分も後を追おうとか
そう言うことでも
ネガティブな気持ちでいる訳でもなく
ただ、そう思っていました。
ラテとぴのんのいない世界は見えなくて、
見たくなかった。
【一緒にいられる今を大切にする。】
本当にそのまま、これが全てで
この気持ちは
日に日に増すばかりでした。
ただ、今をって。
1年前、
ぴのんに突然命の危険が起きて
辛そうな日々があって。
それから、不思議なことに
自分の考え方が少しずつ少しずつ
変わっていくことを感じました。
ぴのんが、本当に沢山のことを
命をもって伝えてくれていて。
私は、私がぴのんに出来ることを
全力でする。
でもあとは、ぴのんが決めることで
ぴのんの犬生が決めること。
私はその全てを信じて受け入れるだけだと
すとんと心に落ちました。
この″信じる″と言うのは、
私にとって良いことを信じると言う意味ではなくて、
ぴのんの命が辿る道を
まるごと信じると言うこと。
ラテに対しても同じで、
ラテが犬として年齢を重ねていて
命が人と同じ時間ではないことも
受け入れることが全てだと
“頭ではなくて心が”理解しました。
きっと当たり前のことなのですが
今まで私には
これが、どうしても難しかったこと。
頭ではわかっていても
心が、どうしようもなく切なくて
どうしようもなく悲しくなるから
未来を見たくありませんでした。
だけど、こんなに真っ直ぐに
今を一緒に生きてくれているふたりの命に
目を逸らさずに向き合うことを受け入れた時
その先、10年先の未来に
繋いでいきたい大切なものも
生きていきたいと思う理由までも、
ふたりがくれていたことに″やっと″気がつきました。
私の中にラテとぴのんがいる。
その先の未来が来る時は
私にとって
人生で一番大きな試練だと思うけれど
ただ、もうこの先何十年経っても
私はラテとぴのんと一心同体なのだと
感じています。
だから、伝え続けて生きたい。
この子たちの愛は
言葉にできないくらい深くて
ふたりがくれるものは
どんな時も
いつもいつもあたたかい。
そしてとても、大切なもの。



