彼岸花咲いてきました
もらったこの球根は確か八重咲き彼岸花(リコリス)だったはず…
父からの突然の電話…
何事かと心配しましたが、
「お母さん宛に封筒が来てて」と亡くなった母宛だと思われる封筒がポスティングされていたそうです
宛名のないその封筒には3つの袋に種らしきものと、名刺が入ってました
名刺には、昔(15年くらい前?)母が作業をお手伝いをした、結構有名なパンジーの育種家さん
たくさんの賞もとってらっしゃいます
名刺に記載があった連絡先に電話をして、母が亡くなったことを伝えました
種を持ってきてくれた時に、植物が溢れてた玄関がきれいに片付けられてたので、きっと気付いていたのではないでしょうか…。
驚きもせず「そうですか…。残念です」と
気にかけていただいたことのお礼と、いただいた種はなんの種かお聞きしたところ
『ネリネ』だそうです
母が訪れた時に「可愛い品種で種が欲しい」と伝えていたようです
母とその育種家さんはよく、植物の交換をしてました
そういえば、「育種の途中でダメにしてしまったそうなので、いただいたナデシコを返却したよ」とかなぜかドヤ顔で話をしてたのを思い出しました
そして、ネリネが好きだったなぁと…
【横浜イングリッシュガーデン】で催されたリコリス&ネリネの講習会に一緒に参加したこともありました
「質問ありますか?」にいち早く手を上げて、「今までの趣味の園芸とかで記載してた栽培法とだいぶ違うけど、前のやり方で育てないほうがいいのか」聞いてました 結構、突っ込んでですごい勇気だなと
まあ、それだけネリネが好きだったとのことでしょう
また、返答が曖昧だったとプンプン
情熱がすごすぎる
また、植物のイベントの帰りに通りかかった、お宅で見事に咲かせてたのを見ると、すかさず声をかけて花をつけさせるコツを聞いてました
そうなんです。こんだけ大好きで色々な栽培を試していたのですが、なかなか花を見ることはできなかったのですよね
ネリネ、1つで思い出が滝のように溢れてきました
パンジーの育種家さんには、私のほうでもらって種をまいても良いか確認し、「ぜひぜひ」と言っていただいたので、持ち帰りました
種を蒔いて、花を咲かせたら母のお墓に供えようかなと思います
花が咲いたらですよ〜
何年かかるのでしょう
調べたら4〜5年だそうです
そして、母がなかなか咲きづらいと言ってたのに私が咲かせられるのか心配ですが挑戦です
ちなみに春まきなのか秋まきなのか調べるところからですね
道のりは長い
母からもらったアイタデが満開です
そのうち、ネリネが咲くからねっ
今回は闘病で疎遠になった方からの訪問と種のプレゼント
また、父が畑を借りてるご夫婦が、わざわざ私の家まで挨拶に来てくれたりと母のコミュ力に驚かせられました
皆さん、こんなに思ってくれてたよと伝わればいいなと思った出来事でした