夫が亡くなって、一通りの手続きを終えて一番悩んだのが、お墓についてです。
お互い、それぞれの実家のお墓に入る必要はなく、お墓へのこだわりもなかったので、永代供養をしてくれる安い所でいいよね、みたいな話は何となくしたことがありました。
でも、具体的な話はしていません。
50代でお墓の事なんて、あまり考えないですよね。
本当は、
骨壺をずっとそばに置いておきたい
というのが私の正直な気持ちでした。
夫の遺骨があることで、ずっと一緒にいられるような気がしたのです。
でも、夫の親族や友人などお墓参りをしたい人がいるのも事実なので、お墓が無いわけにはいきません。
悩みに悩みましたが、夫が亡くなって半年以上経ってから、ようやくお墓が決まりました。
納骨をする前に、小さな骨壺を買いました。
少し遺骨を手元に置いておくことにしたのです。
遺骨があることで夫を感じることができ、いつも見守ってくれているような気がして、毎日話しかけています。
ずっと見守っていてね。