プロ転向後初演技 北京五輪と同じプログラム「完成形としてすべりきれた」


ORICON NEWS





プロフィギュアスケーターの羽生結弦が27日放送の日本テレビ系『24時間テレビ45』に出演。プロ転向後テレビ初となる演技として北京五輪のショートプログラムと同じ「序奏とロンド・カプリチオーソ」で約2分50秒にわたる優雅なすべりを披露した。

2011年の東日本大震災で自身も被災して以降、被災地と向き合い続けてきた羽生。番組では、18年の西日本豪雨で被災し、現在も広島県の仮設住宅で暮らす17歳の高校生・三浦葉鈴さんを羽生のスペシャルアイスショーに招待した。

4回転2本、そしてスピンやステップも最高難度のレベル4で構成された超高難度の競技プログラム。演技を披露するにあたって羽生は「北京五輪の構成そのままやるつもりです。難しいプログラムなので覚悟が必要かなと思います」と話した。プログラムには、「挑戦、夢に向かって進む。自分たちの過去が原動力となって前に突き進む」という思いが込められているという。


圧巻の演技を終えた羽生は「初めてこのプログラムが完成形としてすべりきれた。僕も怖くてなかなか踏み出せずにいたプログラムのひとつ。でもやっと乗り越えて前に進める。みなさんもなにか前に進むきっかけになったらいいな」と噛み締めた。さらに、羽生は自ら三浦さんのためにサプライズとして平昌五輪のフリー「SEIMEI」も披露。金メダルの夢をつかんだ力強いパフォーマンスで三浦さんを感動させていた。