退院前日に病室に看護師長さんが来てくれ「きっとまた妊娠できるから!
退院してからが本当に辛い日々だと思う。いつでも相談に来てね」
と言ってくれました。
退院当日は朝、看護師さんに挨拶して静かに病院から出ました。
「こんな退院になるはずじゃなかった」
悔しくて、悲しくて車の中で泣きました。
ペットを動物病院に預けていたので病院から直接、迎えに。
動物病院の待合室で待ってる間についてるテレビをボーっと見てました。
そこで「だいすき」と言うドラマの予告が流れてました。
「私お母さんになるの!」
香里奈さんのセリフに動揺してまた泣いてしまいました。
こんなトコで泣いちゃいけない!
そう思っても涙が止まりませんでした。
「私だって出産がんばったよ・・お母さんになるはずだった。でも赤ちゃんの
心臓は止まってしまったから・・」
駐車場待ちをしていた旦那が戻って来て、泣いてる私を見て驚いていたので
小声で理由を話しました。
「まだ退院したばっかりだから、外はちょっと刺激が強いよね。少しずつ頑張ろう」
そう言われ、また泣けて来ました。
ペットを連れて、少し買い物をして家に帰るとやっぱり落ち着きました。
私たち夫婦、私の母。あんなに赤ちゃんを楽しみにしていたのに、なぜかほとんど
赤ちゃん用品を準備しませんでした。
家にあったのは母が買って来た数枚の肌着、ベビー用敷布団。これだけです。
なぜなのかは分かりません。でも「産まれてから入院中に買っても間に合うし」と
母も旦那も言ってました。
おかげで家に帰ってから赤ちゃんグッズを見て悲しくなる、と言う事は避けられました。
次の日は火葬。
そう考えると二人で眠れない夜を過ごしました。