捨てたくなかった。
義理の両親
出会ってすぐは、緊張したり初めてのお正月も一緒に温泉行ったり、そんなに打ち解けてなかった。
毎月夫は、実家に帰る為にわたしも一緒に付き合わないといけなかった。時には、2週間に一度帰ったりしていた。
車で、片道2時間弱。
夫は、わたしを実家に1人置いて、車を洗ったり、温泉に行ったり、1人で自由に行動していた。
わたし一緒に行く意味ある?
と何度か言ったことがあった。
まぁそれでも、一緒に行かないといけないと言われ実家に帰る感じだった。
1人置かれたお陰で、義理両親と仲良くなった。
娘のように扱ってくれた。
義理の両親といつも3人で話をしてた。
いつも、わたしの話を聞いてくれていた。
仕事の事や、友達と遊んだ事や、夫の悪口や、本当に色々聞いては、両親から色々教わったりしていた。
わたしにとっては、すごーく安心した暖かい素敵な場所だった。
わたしが好きな炊き込みご飯を作ってくれたり、義理母とパンやピザを作ったりして、義理父お手製のピザ窯まで運んでその後は、義理父担当で焼く!
それがまた美味しくて、幸せだった。
わたしは、3人で楽しかった。
自分の親より、わたしの近況を知っていたんじゃないかな。
そこを壊したくはなかった。
離婚って、そこも捨てないといけないから。
捨てたくなかった。
今も、義理両親には会いたい。
そして、話したい!