先日の金曜日、市内の保育園で食行くの講演会があり参加させて頂きました。

内田美智子先生、忙しく全国で講演をされていらっしゃる助産師の方です。

「ここ」や「いのちをいただく」といった本も書かれています。



先生の講演は、栄養素がどうとかそういった内容ではありません。

食事がいかに親子の、特に母子の絆を深めることができるかということを教えてくださいます。



講演を聞いて思ったことは、他のことでどれだけお母さんが頑張っていても、

食事に関する愛情が薄くなると悲しいかな、子どもに愛が伝わっていかないのだなぁということ。

それだけ、食事というものは人を形成するのに重要な役割を果たしているということでしょう。

「私たちは私たちが食べたものから作られている」

という言葉を残したか方がいらっしゃいますよね(どなただったか忘れたけど・・)

お惣菜や弁当だってお腹はいっぱいになるし、栄養素の問題だけで行けば何も問題なく

住む現代です。

でも、私たちは感情を持ってるし、出来事の一つ一つから相手の思いを感じ取ることの

できる、そういう生き物なんです。



例えば、学校から帰ってきてお弁当がひとつぽんと置かれていたらどう思うでしょう。

食べればお腹は満たされるかもしれない。

でも私なら何だか満たされない感情を抱く気がします。

私たちには心の栄養も必要。

だから、例えばその横にちょっとしたお野菜でサラダがつけてあったりとか、

「ごめんね、今日はどうしてもご飯作る時間がなくて。これ食べておいてね。明日はちゃんと作るよ」

っていう手紙が添えてあったりとか・・・

そういう何かひと手間があるだけでどれだけそのお弁当への見方がかわるでしょうか。

どれだけ、愛情の伝わりが変わるでしょうか。



どんなに子どもに愛情持っていたとしても、思っているだけでは伝わらないのです。

伝える手段、それがこの一手間だと先生は教えて下さいました。


うちの子はまだ授乳という食事の段階だけど、これからずっと続く食事への大切な基礎

となるものなんだと思うんです。

ゆったりとした気持ちで、優しい言葉をかけながら、お腹も心も満たされる時間に

できるようにしたいなって思います。


素敵な講演を聞かせて頂いて、本当にありがとうございました。

感謝。


OM Shanti