おじゃましているMさんのブログで
花の色素の話題がありまして、
そんな絵本を探してみたくなった
絵本好きのミホです。



まずは、単純に“青い花”と題にある絵本


宝石ブルー『青い花のじゅうたん』
1983年/2003年邦訳 評論社


 

【バーゲン本】青い花のじゅうたんーテキサス州のむかしばなし (児童図書館・絵本の部屋) [ トミー・デパオラ ]

 



テキサスの昔話で


作者は、トミー・デパオラ


トミー・デパオラの絵本は

縁取りが個性的な挿絵で、ポップ。

面白いお話がたくさんあります。


 

 


 

 



『青い花のじゅうたん』は、

昔話らしく、ポップさは控えめ。


ある村で、日照りが続き飢饉になり

雨乞いをする必要がありました。

そのために

少女が差し出した大切なものとは…。


それは、孤児の少女に残された

大切な形見の人形でした。

村の皆のために、、、と

焼いて、灰にして撒いたのです。


その行為は、自己犠牲だろうか。

利他の愛なのか。

人形を無理やり差し出したのでは

ないというところがポイント。


その灰のお陰で、青い花畑が広がり

恵みの雨が降りました。


その青い花は、ブルーボンネット

呼ばれていて、テキサス州の花らしい。

別名は、ルピナス!ですって。



 

【バーゲン本】青い花のじゅうたんーテキサス州のむかしばなし (児童図書館・絵本の部屋) [ トミー・デパオラ ]

 

裏表紙





ブルーボンネット




イメージ フリー画像より





“青い花”の絵本で、他に思いついたのは、
“青い花”そのものの絵本ではないですが、
青色と花と染料が登場する絵本


宝石ブルー『藍染めのアポレンカ』

2020年/2023年邦訳 求龍堂


 

藍染めのアポレンカ [ ロマナ・コシュトコヴァー ]

 



チェコの藍染めの伝統を伝えるための

創作民話的な絵本。



草花がふんだんに登場する挿絵が、

細やかでとっても可愛い♡

白いページがなくて、見返しや奥付、

扉(中の表紙)の前にまで

しっかりイラストが入ってます。


藍色の彩色のにじみが、藍染めのよう。
文章の文字色は、黒ではなく
青い文字色で、濃い青と水色がランダムに配色されていて、総じて青っぼい絵本。
装丁がこってます。


チェコの伝統的な藍染めの工程や、
木型などの道具、
星や月、草花や幾何学など様々な模様も
丁寧に描かれて、隅々まで楽しめました🎶




見返し可愛すぎ。見返しオタクの私は大興奮!


マメ科のインドアイや
タデ科のタデアイの花の葉が
染料になっているらしい。
インドアイの花は、青ではなく
赤みがありました。





他には、こんな絵本も。

宝石ブルー『青のなかの青』

 

 

女性の植物学者で、女性初の写真家のお話。

草花のスケッチや、海藻を写真に撮ったもののコラージュなど、この絵本も装丁が楽しめます。写真が青く現像されていたことにちなんで、この絵本も全体的に青いです。





ひょんなことから、
「青い花」ゆるくして「青色と花」縛りで
絵本を探してみました。
楽しめました飛び出すハート




今の季節、ひたち海浜公園の
ネモフィラの青い花も綺麗ですね。
見たいなあ。


公式ホームページより