

『だれのものでもない岩鼻の灯台』
山下明生文 町田尚子絵
2015/絵本塾出版
お気に入り絵本♡
題といい、表紙といい、何とも言えない
雰囲気の絵本。
可愛げのない感じ。これ、わざと?
気になって手にとってみたら、
山下明生さんと町田尚子さんコンビ!
町田尚子さんは
『なまえのないねこ』や
『ねこはるすばん』などの
猫絵本が人気ですが、
私は、『うらしまたろう』で
知りました。
この『うらしまたろう』の作者が
山下さんと町田さんのコンビで、
『だれのものでもない岩鼻の灯台』と同じ
作者コンビだったので
ほお!っとなったのでした。
🐟
主人公は、灯台。この灯台は、役割を終え
寂しく静かに暮らしていました。
そんな灯台の元に
色んな動物が訪ねてきます。
町田さんお得意の、猫から(笑)
やっぱり可愛い♡
続いて、モモンガやイノシシなども
住み処を求めてやってきます。
他の動物も可愛い♡🐗
⚠️ネタばれ少々あります。
そんな風に、動物たちに
住まわしてほしいと頼まれる
灯台なのですが、
この灯台、とても素っ気ないんです!
お好きにどうぞ、勝手にしたら?
という振る舞い。本当は、嬉しいのに
なんだか天の邪鬼ー💕
照れ屋さんなのね( *´艸`)
私と、似てる(笑)あ、表紙はそういうこと?
だんだん、賑やかになっていく灯台。
変わった名前の生き物も
訪ねてくるようになります。
「オジサン」とか。釣り好きならご存知かも。
もう、満室(?)になっている灯台に
なお、訪ねてきた生き物は、
いったい何処に陣取るつもりなのかと
思ったら。。。
灯台の影を、明るくしてくれて…✨
つっけんどんではあるものの
どんな生き物も、受け入れてきた灯台。
役割を終えた寂しさから一転、
新たな役割が生まれ、賑やかに。
もう、寂しくなることは
なさそうです。
✨🌊✨
あなたの暗闇を照らすものは
何でしょう。
そして
あなたも誰かの灯台かも
しれません…✨