こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
何度も私のブログをお読みくださっている方々はご存知かと思いますが、
今日は思いがけずに行けた、車椅子生活の母との旅行について、
そして、その旅行を実現させてくれた、母のホームとそして、トラベルドクターについて、書いてみますね。
私の母は94歳。
昨年より、それまでの一人暮らしサ高住生活から介護付き有料老人ホームへとお引越しをしました。
年齢とともに認知症の症状も進んできたり
また、リウマチの症状も進んで来て
転んでも自力で立ち上がれなくなり
これ以上一人暮らしは無理、となるまで
ギリギリ限界まで、母も私もよくがんばったと思います。
認知症になってからの引越しは
新しい環境に慣れることが難しいケースもあり、
さらに認知症が進むことが多い、と聞いていたので、当初は心配もありましたが、
ありがたいことに、認知症の対応や研究も進んでいるホームでしたので
母の認知症は、進むどころか、日々少しずつ改善していきました。
それでも、もちろん、年齢によるものは止められません。
今では母はほとんど車椅子の生活となり、
介助なしで自力で立ち上がることはできなくなりました。
私自身も足腰が弱いので、私には母を椅子から立ち上がらせることも、お手洗いや車への乗り降りの介助もすることができなくなりました。
病院へ行く時は、ホームの車で車椅子に乗ったままの母を連れて送っていただき、
帰りもホームからお迎えにきていただけるので
とても助かっています。
でも、個人的に母をプライベートで連れ出すことは私にはもうできないので
母とどこかへ食事に行くとか、
母とどこか楽しいところへお出かけする。
などということは、もう二度とできないのだろうな、、と諦めていたのですが。。
そんな時、ホームから、思いがけなく日帰り旅行のご案内をいただきました。
車椅子の母でも参加できて、
しかも道中はお医者様も看護師さんもホームスタッフの方もご同行くださる、とのこと。
こんなありがたい機会はもう二度とないかもしれない。
思い切って申し込みをして、そして
先日、とうとう母との日帰り旅行が実現したのでした。
まずはホームから、車椅子のままの母を乗せて
集合場所の公園駐車場へ。
母のお世話になっているホームからは10名の方プラス、スタッフの方々がご参加。
そして、他の同系列ホームからの参加者の方々やスタッフの方々も合流し、車椅子の方は車椅子に乗ったまま、リフトで大型バスに乗ります。
バスに乗ってからは、自立して椅子に座れる方は
バスの座席に座ってシートベルト。
使わない車椅子はたたんでバスの下に収納されます。
久しぶりに母と並んで座ってのバスの旅。
心が踊りました![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
途中のトイレ休憩も、車椅子スペースの大きなところを選んでくださったようでした。
窓から見える富士山にも、わぁっと楽しそうな歓声があがりました![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
そしてバスは三浦半島、三崎港へ。
本マグロづくしの美味しいお料理をいただきました。
それからバスは、くりはま花の国へ。
ポピーが満開![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
車椅子は、看護師さんや介護士さん、トラベルドクタースタッフの方々が押してくださいました。
私も、母との写真、たくさん撮っていただきました![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
帰りのバスでは、思わず母の肩に寄りかかってうとうとしていたら、母の声で目が覚めました。
何もかもが楽しかったわね![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
久しぶりに母の肩に寄りかかって眠れたことも、
母のこんなに穏やかに幸せそうな声を聞けたことも、
私には嬉しくて。
幸せな時間でした。
こんな素敵な企画をたてて実現してくださいましたホームの方々と、そして、トラベルドクターの皆さまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
家に帰る直前、添乗員さんのように気さくに声をかけて下さった方がドクターだった、とわかりました。
トラベルドクター代表をされている伊藤玲哉さん
(遠くからですが)
以下、伊藤さんのホームページより抜粋です。
医師として、今の医学では治せない病気を抱える人に何ができるのか?
医療の現場で聞いた、数々の願いとは。
故郷に帰りたい。温泉にはいりたい。
お墓参りがしたい。
遠く離れた家族に会いたい。
ならば、医療と旅行の隙間を埋める役目を担えれば、病気で諦めていた願いを叶えることができるかもしれない。
人生最期の景色を病室の天井だけにはしたくない。
行ける場所よりも行きたい場所へ。
トラベルドクターを通じて社会に広げたいのは
させない医療ではなく、支える医療。
私達は病気の重篤度を理由に旅行を諦めません。
たとえ寝たきりの方であっても
旅行をかなえる方法はきっとある。
実現に向けてあらゆる方法を考え
全力で取り組みます。
『何かあったらどうしよう』
『万が一があるかもしれない』
そうした漠然とした理由で、
どうか夢を諦めないでください。
行けない原因が10000個あるのなら
10000通りの対策をすれば
きっと願いは叶う。
『また今度』ではなく、『今』できることがある。
『今を生きる』あなたを応援します。
この方のこの言葉から伝わる生きる姿勢から、
受け取れることがたくさんありましたので、
ほぼそのまま、引用させていただきました。
伊藤さんはお医者様ですが、
自分一人でできることは限られるから、と、
大学院に入り直して経営学も学び直し、
トラベルドクターの会社を作り、
最終的には1年間で百万人の方の旅行をかなえることができるプラットフォームを作り、国内だけでなく、海外にも行けるような体制を整えていきたいそうです。
伊藤さんについて、詳しくは
一人の医師の方の想いから、
どれだけの方とそのご家族がすくわれたのだろう、、と思いました。
私自身も、二度と行けないかもしれない、、と
諦めていた母との日帰り旅行を実現していただけて、本当に感謝しております。
そして、一人の『生き方』としても、
改めてたくさん学ばせていただきました。
自分なら?
今、生かされているこの命を使って
何ができるのか?
何をしたいのか?
色々な幸せを、ただ受け取るだけではなく、
私からも、もっともっと広げていきたいな、と思いました。
音楽から広がる喜びも、可能性も
誰もが自分らしく輝いて
優しい愛の光の溢れる世界の創造も。
まだまだ目指すゴールは先ですけれど。
すでにある未来に向けて、
進んでいきたいな、と思います![むらさき音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/146.png)
長くなりましたが
最後までお読みくださいまして、
ありがとうございました。
皆さまのこれからも、ますます輝いていかれますように![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
![虹](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/026.gif)
花の国から帰る時、光を背中に感じて振り返りましたら美しい綾雲![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
お庭の紫陽花も次々と花開きはじめました![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
オリーブの花も咲きました![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
ミニバラの蕾も次々と、空に向かってまっすぐ伸びていきます。
以前、オアシスにさしていた葉牡丹も、
鉢に植え替えましたらこんなに伸びてお花が咲きました。
自己紹介![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
東京都世田谷区で、脳の発達に合わせて、身体の構造にあった楽に楽しく弾けるピアノ奏法をお伝えしています。
お子さまからシニアの方まで、
ピアノで豊かな人生となっていただけましたら、と願っております。
(⭐︎現在カウンセリングはおやすみしております)
お気軽にご連絡くださいね![むらさき音符](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/146.png)
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