こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
昨日、4年越しで準備してきました音大恩師の最後の門下会が無事終わりました。
2年に一度、1982年に第一回の門下会が始まってから40年。
これだけ長い間続く門下会もなかなかないのでは?と思います。
2年に一度、大好きな先生、先輩、同級生、後輩たちに会える門下会。
いつも豪華な美味しいお料理をいただきながら、
ピアノ演奏、スピーチ、先生へのサプライズプレゼントの歌、余興の抽選会、など毎回趣向を凝らした楽しい門下会。
小さなお子さんの子育て真っ最中の若い門下生も、
お仕事バリバリで忙しい門下生も、
介護で大変な門下生も、
みんな、この日だけは、と、
どうにか時間を作り、
先生をお囲みして、
和やかに懐かしくお話ししたり、
また、
活躍している門下生のお話に励まされたり、刺激を受けたり、
そして恩師ご自身も、
お二人のお子様の子育てをされながら、ご主人のお母さまとも同居されて亡くなるまで看取られ、
そして87歳となられた今現在も、
なんと演奏活動をされています。
先生として、だけでなく、
母として、嫁として、妻として、
その時その時に音楽を愛し続けるピアニストとして。
いつもありのままに、
その生き様をストレートに私達に示してくださり、
先生のいつもお元気なそのお姿から、
私達みんな、これまでどれだけ励まされてきたことかと思います。
300人以上いる門下生の一人一人のことをきちんと覚えていてくださり、
ご主人に先立たれた門下生には一緒に泣いてくださり、
子育てで悩んでいる門下生には
話を聞いて励ましてくださり、
本当にあたたかな先生です。
以前にもどこかの記事で書いておりますが、
私はこの恩師に出会えなければ、
多分音楽の道へは進まず
ピアノも弾いていなかったかもしれません。
私に音楽の道を開いてくださいました恩師へのご恩返しのつもりで、
今回は、絶対に先生や門下生みんなが幸せな思いで包まれる門下会にしよう! と覚悟を決めて、総幹事をお受けしました。
正直、この4年間はなかなか大変でしたので、無事終わって、
本当に今ほっとしています。
本来は2年前に開催予定でしたが、コロナ禍となり、延期につぐ延期。
その度に門下生全員への変更、延期のご連絡。(実際は若い後輩スタッフさんが何度も印刷から封入、投函まですべてしてくださいましたが)
そして、ホテル宴会予約の契約書の変更につぐ変更。
いったいいつになったら、
最後の門下会を開催実現できるのか?
もうやらなくていいわよ、と
先生が弱気になられたときもあり、
その度、あの手この手で?門下会会長がいろんなアイデアを出してくださり、
みんなで先生を励まして、
なんとか実現することができたのでした。
先生のご希望は、
今回で会えるのが最後になる人がたくさんいるから、みんなとたくさんお話して、和やかなあたたかな、楽しい会にしたい。ということ。
バリバリピアノを弾ける現役ピアニスト門下生の演奏をみんなで聴くよりも、
門下生一人一人と、きちんとお話してご挨拶したい、という先生のお気持ちを最優先して、
受付後〜開宴までのお時間と、
お食事後〜特別プログラムまでの間に、
先生との歓談タイムをたくさん作りました。
先生にはピアノの前に座っていただいて、
門下生は順に並んで
先生とお写真を撮ったり、
涙ながらにご挨拶されたり。
何をお話しているのかはもちろん聞こえませんが、
お一人お一人に、先生とのたくさんの思い出と感謝が詰まっているのが伝わってきて、
胸打たれる時間でした。
その後に。特別プログラムのサプライズタイム
なんと、母校音楽大学2年在学中の私の長女がフルート演奏をさせていただき、
その伴奏に、恩師ご自身がピアノを弾いてくださる、、というありがたい企画
もちろん、門下生の皆さんには直前まで内緒でしたので、
皆さまビックリされて
私達が恩師のピアノを拝聴できる機会は本当にないので
門下生達への先生からの素敵なサプライズプレゼント
そして、私の長女にとっては、
なんてありがたい経験をさせていただけたことか。と感謝しております。
(長くなるので割愛しますが、長女が音大進学をする道が開けたのも、この会が始まりでした。
先生も、他の誰かなら絶対にピアノは弾かないわよ、孫みたいな○○ちゃんだからよ、と仰ってくださり、本当にありがたい経験でした)
全員が音大卒業生、という場で
フルートを吹くのは、娘もかなり緊張したことと思いますが、
がんばってくれました。
自分は先生の引き立て役だから、と
しっかり先生の伴奏がより映えるようなフルートを吹いてくれて、
前日の恩師宅での合わせ練習では、
音大名誉教授であられた先生を前にしても、決して妥協せずに、求める音楽を追求し続けていく娘の姿に、音楽に真摯に向き合う覚悟を感じました。
本番では、ピアノもフルートもきれいな音色
長女と恩師の美しい演奏、
ビゼーのアルルの女よりメヌエット、そして、
カルメン第三幕への前奏曲。
本当に心に染みる美しい音楽でした。
恩師の懐の深さに心より感謝するとともに、
長女の成長も嬉しい時間でした。
そうそう、自分のこと、忘れておりましたが、
私も、幹事二人で、オープニングで連弾演奏をしました
クラシックではなく、楽しく明るく、
シャル・ウィ・ダンス
楽しかった〜
私は、やっぱりピアノを弾いているときが一番幸せだなぁ、と思う時間でした。
誰かに聴いていただける、音楽を共有できるって
なんてありがたいのか、と思いました。
音楽は演奏している人の気持ちが伝わりますので、
私達が楽しく弾いていた時間は、
聴いてくださる皆さまも楽しい時間に。
そして、長女と恩師のフルートとピアノの時間は、
心あたたまる、美しい時間でした。
そして最後に、門下生全員から、
先生への歌のプレゼント🎁
イッツ・ア・スモールワールドの替え歌で、歌詞は先生への愛に溢れており、
先生も門下生も歌いながら
これまでの思い出や感謝の気持ち、
先生とのあんなことこんなことを思い出して涙涙
こんなに愛と感謝にあふれる美しい音楽を私は初めて聴きました。
今思い出しても、涙が溢れてきます。
本当に素敵な門下会でした。
他にも、お食事中には、
先生のこれまでの歩みを動画にまとめたものを流したり、
最初の門下生、最後の門下生のスピーチを聴いたり。
閉会後も、先生とご挨拶される方がズラッと並んで、
先生はお一人お一人と、
手を取りあい、しっかりと目を見てお話され、
何度も一緒に泣いていらっしゃいました。
先生のこれまでの、門下生への愛が伝わってきて、
私ももらい泣き
門下会はこれで最後になりますが、
先生にはまだまだお元気で長生きしていただきたいと、心から思います。
本当に素敵な恩師に恵まれて
私も幸せです。
今回は、先生への感謝の気持ちを込めて、私にできる精一杯をさせていただきました。
門下生のたくさんの方から、私もお声をかけていただき、
本当にありがたい幸せなお時間でした。
一緒に幹事をしてくれた同級生と先輩、門下会の会長さんと副会長さん、
そして、動画を制作したり、
歓談タイムの誘導や写真撮影ほか、たくさんサポートしてくれたチーム○子(○子は先生のお名前)の後輩さんたち、
受付してくださった先輩方、
写真をたくさん撮ってくださる先輩や先生の秘書のように色々とつくしてくださった先輩、
遠くから(海外からのご参加も!)もいらしてくださったり、
たくさんのあたたかな皆さまのおかげで実現できたこの門下会。
これで最後、となってしまい、
本当に寂しいです。。
本当に心に深く残る、あたたかな愛溢れる思い出の一日でした。
私も、無事に大役を努めさせていただけて、ほっとしています。
まだまだこのあとも会計をまとめたり、写真をまとめたり、当日皆さまに書いていただきました一言メッセージをアルバムにしたり、議事録をまとめたり。
しばらくお仕事は続きますが、
とにかく無事に終わってよかったです
昨夜は嬉しくてほっとして。
なかなか眠れませんでした
今日からは、また私も生徒さんのレッスンが続きます。
恩師のように、一人一人の生徒さんに寄り添えるレスナーでありたい、と心より思います。
そして、私もこれから、もっと
ピアノ演奏もがんばっていこう、と改めて思う一日でした。
すっかり長くなりましたが、
最後までお付き合いくださり、
お読みくださいまして
ありがとうございました。
今日の東京は雨。
乾燥が続いておりましたので、
ありがたい恵みの雨ですね。
皆さま、どうぞ良い一日をお過ごし下さい
自己紹介
東京都世田谷区で、
幼児からシニアの方のための
ピアノ教室とカウンセリングをしています。
(現在カウンセリングは新規の方のお申し込みは受付をお休みしています)
ピアノレッスンは、心を大切に。
音楽で豊かな心を育みながら、楽しくレッスンしています
お気軽にご連絡くださいね