こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
昨夜に引き続き、珍しく連続投稿です
昨日は、伊東佳美先生の
表現を学ぼうセミナーを受講してきました。
このセミナーを受講するのは2回目です。
1回目の時の記事は
この時のレッスンだけでなく、
佳美先生からは、いつも、
自分の感性を大切にすること、
どんなふうに感じるの？
この曲のどこが好き？
ここはどう表現したいの？
そんなふうに、自分らしく表現することを引き出していただいています。
数年前、初めて佳美先生のレッスンを受けたときは、
あなたはどう表現したいんですか？
ここは、どんな音を出したいの？
と聞かれ、
それを教えていただきたいのですけれど、、と
とても戸惑ったのを覚えています。
いつもいつも、先生から教えていただくのは、
自分らしくあること。
ありのままの自分の感性を表現すること。
自分の良いところをいかしていくこと。
こう弾くべき、と教わるのではなく、自分主体のピアノ。
昨日のレッスンでは、
ブラームスのCapriccio
op76-1.2の2曲。
曲の作り方は、その一曲だけを弾くのか、
それとも、1.2の2曲を対比させて弾くのか、でも違ってくるので、
今回は、1では、深みと重みと静けさと、情熱を。
2では、軽やかさと明るさと、、
のように違いを意識して、
弾いてみました。
そして、1の曲では、
un poco agitatoと表記があるけれど
私は少しゆったりと弾きたかったので、
私らしい un poco agitatoで。
この曲には、速度表記はないので
速く弾かなくても、いろんな un poco agitato がある。
実は私がこの曲を弾き始めたのは
ちょうど病気が発覚したときで。
生と死、のようなものを深く考えているとき、でした。
だから、最初の出だしは、
とても深く深く、静かに、
でも、情熱的に弾きたかった、
と気づいたのはレッスンを受けたあとでした。
先生のレッスンでは、自分でも気づいていなかった想いまで、
引き出していただけるのです。
そして、この曲の唯一のff(フォルテシモ)がある冒頭の盛り上がりを
どう持っていきたいのか？
ペダルの踏み方、はじめ、私は楽譜どおり、一小節に2つのペダルで
した。
でも、レッスンを受けて思い出したのは、最初は一小節踏みっぱなしで弾いていて
楽譜をみたら踏み直しがあり、
踏み直しをすると流れが途切れてしまうのに、
なんでかなぁ、と違和感感じながら、楽譜どおりに直したこと。
その違和感こそが、大事だったのでした。
私が使っている楽譜はヘンレ版。
ドイツの出版社です。
ブラームスもドイツの人。
ドイツと日本では、空気の乾燥度も、家の造りも全くちがうので、
響きが違う。
ドイツでこの曲を弾くなら、
このペダルでも、きれいにつながって響くけれど、
日本では、それほど響かないから、
このとおりに踏むと違和感、になっていたのでした。
先生のおっしゃる通りに、
一小節を一つのペダルで踏みながら
弾くと、
出したかったバスの深みがしっかり響きながらも、
ここはこう、ここはこう弾きたい、という、想いをそのまま表現することができました。
そのあとに続く静かなところは、
どんなふうに表現したいの？
それでそのあとは？
一つ一つ、細かく細かく、
2時間、みっちりとレッスンしていただく間、
ずっと向き合うのは
自分の気持ち、感性。
最初、楽譜どおりに弾いていた私でしたが、
先生に一つずつ、引き出していただいて、
そのためのヒントをたくさん教えていただいて、
最後は、自分の想いが伝わる、
私らしい演奏をすることができました
不思議なんですが、
自分の想いを大切にしながら
自分らしい演奏をしていると、
とても自分が愛おしくなります。
私、こんなこと感じていたんだね。
私、ここで違和感感じていたの、
無視していたんだね。
(違和感こそが大事なのに、他にもたくさん気づいて無視しているところがいっぱいありました)
自分の感性に敏感になること。
自分らしくあること。
自分が愛おしくて、
自分で自分を抱きしめたくなりました
生きる、とは、表現の連続。
私(あなた)はどう感じるのか？
私(あなた)はどうしたいのか？
私らしくあること。
あなたらしくあること。
日々、大切にしていきたいな、
と思います。
いつも、脱力して腕が痛くならない弾き方を教えていただくだけではなく、
素敵なレッスンをしていただく佳美先生には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
すっかり長文となってしまいました。
今日はこれから、友人がきてくれて、
連弾の初合わせです。
自分らしく、想いを大切に、
そして、連弾なので、
彼女の想いも大切にしていきたいなと、思います。
と、思います。そしてそのあとは夜まで生徒さんのレッスン。
生徒さんにも、ピアノ弾きながら、自分のこと、もっともっと大好きになってほしいな
最後までお読みくださいまして、
ありがとうございました。
皆さまの今日も、素敵な一日となりますように
スタインウェイのフルコンが普通に見えてしまう広いスタジオ。
繊細な響きの違いがわかりすぎるくらいわかるのがちょっと怖い（笑）
お友達先生が撮ってくださいましたこれは弾き始める前。
これは弾き始める前。私が弾き始めたら、低音のあまりの音量に先生は場所を移動されて避難されました
自己紹介
東京都世田谷区で、
幼児からシニアの方のための
ピアノ教室とカウンセリングをしています。
(現在カウンセリングは新規の方のお申し込みは受付をお休みしています)
ピアノレッスンは、心を大切に。
音楽で豊かな心を育みながら、楽しくレッスンしています
