音楽×数学~音楽と数学の織りなす世界~へ♪ | あなたの輝きを引き出すピアノレスナー   郡司美穂♪のブログ

あなたの輝きを引き出すピアノレスナー   郡司美穂♪のブログ

東京都世田谷区でその人本来の輝きを引き出すピアノ教室と心理カウンセリングをしています。音楽のこと、心のこと、もうすぐ終わる子育てのこと、母の介護のことなど、日々感じることを綴っています♡

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。

先日、音楽×数学 というテーマのコンサートへ行ってきましたむらさき音符

会場は、東京大学駒場キャンパス内の学際交流ホール。


ピアノとお話をされたのは、

国際数学オリンピックで日本人女性初の金メダルを獲得された、東京大学大学院研究員であり、ジャズピアニストとしても活躍されている、中島さち子さん。
(とても美しい方でしたキラキラ)

今回は、サックス奏者の鈴木広志さんと、
ビブラフォン奏者の相川瞳さんと共に、

TRIO MATHEMATA としての演奏会でした。

MATHEMATAとは、mathematics(→数学 )の語源となった言葉で、ギリシア語で「学ばれるもの」という意味。

西洋では算術、音楽、幾何学、天文学を長らくリベラルアーツの基本四科として大切にされてきました。

このコンサートでは、音楽と数学の関連のお話をところどころに挟みながら、時代と共に変化していった音律を基にした曲の演奏や、

様々なリズムの曲、またジャズ的な即興音楽も聴くことができました。

とても面白かったので、今日は一部ご紹介です。

会場となった学際交流ホールにはパーカッションとサックスとピアノ。そして、スクリーンが。

プログラムは、まずは中島さんの作られたオリジナル曲、「光」から。

東日本大震災の後に、祈りを込めて作られた楽曲だそうです。

聴いているだけで、なんとも癒される不思議な曲でした。

続いて、音は波、というお話から、

数比の美と和音の響きの美、をテーマとして、
倍音、共鳴、素因数、等のお話から

ピタゴラス音階 (2:3) →5度(ドソ)の響きが美しい時代の音楽として、
 13世紀のカルミナブラーナ教本より、avenoblis(アベマリア)の演奏。

参考までにYouTubeで見つけた動画を貼ってみますね。

ちなみに、CarminaBuranaとは、19世紀に発見された詩歌集で、約300編の古い歌が11世紀から13世紀の間に書かれた、と推測されています。

封建的、旋律的な音楽の持っている独特な空気が感じられますね。

このピタゴラス音律は、単旋律で歌われている時代は良かったのですが、多声による演奏では不協和音が生まれてしまいます(この音律では3度ド~ミが不協和音になります)

そして、ヨーロッパルネッサンス時代の誕生と共に、音楽も純正音律やミーントーンが使われるようになっていきます。

特徴としては4:5:6→(ドミソ)の響きが美しいのですが、その時代の楽曲として、
ディエゴ・オルティスのレセルカーダ8番の演奏。

今回の演奏曲とは違いますが動画も貼ってみますね。

ピタゴラス音律より響きが大きく広がっていますねむらさき音符

そして、時代はバロック時代へと入り、純正音律では転調が限られていたため、より転調をしやすい音律が模索された、として、
バッハのトリオソナタBWV1039の演奏。

この曲は2本の旋律と通奏低音のための曲ですが、緻密な対位法で書かれています。

こちらも動画貼ってみます。
(チューニングに時間がかかっているので、演奏は47秒位からになります。)
本当に美しい曲ですね。

第一部最後は、幾何学的な豊対称性の音楽の象徴として、 有名な、バッハによる「カニのカノン」

楽譜の前からと後ろから同時に演奏する
という、とっても面白い曲。

動画を貼ってみますね。
最初は前から演奏。次に後ろから演奏。
最後に前からと後ろからと同時進行の演奏、
楽譜と共に見られますむらさき音符

こんなの作ってしまうなんて、本当にバッハはすごいですよねキラキラ

まさに、音楽を幾何学のように遊んでいた、という感じでしょうか。

ちなみに、バッハは、フリードリヒ大王に求められ、3声の曲を即興でその場で日常的に作っていたそうですから、こういうのも実は簡単だったのかもしれませんねキラキラ

休憩挟んで第二部は、リズムをテーマとして、
 
中島さんと相川さんオリジナルの曲を何拍子か当てたり、(答えは一曲目が5拍子(3+2)!二曲目はなんと11拍子(2+2+3+2)でしたチュー)

次に、やはり中島さんオリジナルの1拍子!の曲を演奏されたり、

最後は鈴木さんオリジナルのアラブのリズムに啓発されて作った、という楽曲。

いろんなリズムも、フィボナッチ数列との関係性を見たりして、とても面白かったですラブ

そして、最後のアンコールは、会場のお客様からいただいた5つな音を基にした即興演奏。

ソ#(ラ♭)→シ♭→ミ♭→レ→ファ

の5音を基に、3人で即興で演奏された曲、

なんだか、宇宙の神秘を感じさせられるような、素晴らしい曲となり、ひきこまれました。

私には少し難しいかな?と思っていた数学のお話も、とてもわかりやすくてとっても楽しいコンサートでしたラブラブ

なにより、中島さんはじめ、演奏している方々が、本当に音楽も数学も大好きラブキラキラキラキラキラキラ

という気持ちが伝わってきて、会場全体が、とっても楽しい、エキサイティングなエネルギーに道溢れていて、

その日は超寝不足だった私も、眠くなるどころか、ずっとワクワクしながら楽しませていただきましたチュー

会場では、息子のママ友さんにも偶然バッタリ会えて、久しぶりの再会も嬉しかったですラブラブラブ

最後に中島さんの著書をご紹介むらさき音符


中島さんはスティーブ・ジョブズの伝記から色々感化されたそうで、
これからの時代は、数学と音楽が同化していく、と、この本の中で書かれているそうです。(実は私も、まだ読んでません(^_^;))

ご興味ある方はぜひどうぞむらさき音符

今日は、ざっくりと、音楽×数学 のコンサートより、ご紹介でした。

すっかり長文となりましたが、最後までお読みくださいまして、ありがとうございましたキラキラ

今日もよい一日となりますように虹



ピンク音符自己紹介ピンク音符
東京都世田谷区で、幼児からシニアの方のためのピアノ教室と、今よりももっと幸せになりたい女性のための心理カウンセリングをしています。
 
ピアノレッスンは

 

幼児さんから大人の方まで。

楽譜の読み方などから、お一人お一人にあわせて、丁寧にご指導しております。

 

お子さまのレッスンの場合は、

心の成長もご一緒に見守りながら、

読譜力、基礎力、音楽的感性や表現力を育みつつ、

できた!の積み重ねの経験から自己肯定感を養っていったり、

忍耐力や継続する力を身につけていきます。

 

最終的には、

好きな曲を自分一人ででも弾けるようになり、

音楽を表現できる喜びに溢れた演奏ができるようになり、

音楽が一生の友達になれるよう、

楽しみながらレッスンしています♪

 

いつかピアノを弾いてみたい♪

もう一度ピアノを弾きたい♪

と思う大人の方も、お気軽にお問い合わせください♪

 

カウンセリングは

もっと幸せに向かって進みたい方、

 

子育てで悩んでいる方、
時には立ち止まって人生を見直してみたい方にも音譜
 
お気軽にご連絡くださいねむらさき音符
 
カウンセリング、ピアノレッスンとも

 

 

宝石赤お問い合わせメールはこちらから