東野圭吾さん最新刊★加賀恭一郎シリーズ!『祈りの幕が下りる時』
最近読んだ本

2013年9月13日第1刷発行
『祈りの幕が下りる時』
著者:東野 圭吾(講談社)

東野圭吾、全身全霊の挑戦。2013年、最大のサプライズ。
悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。
夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。
数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが――
・・・
警部補「加賀恭一郎シリーズ」の最新刊です

しかも、彼が子どもの頃に突然蒸発した、母親に関する話が出てきてビックリしました∑(゚Д゚)
今回の事件は加賀さんの人生に深くかかわるものです。
最初のうちはどうやってそれぞれの事件や人生が絡み合っていくのか
分かりませんでしたが、徐々に紐ほどかれ・・・
過去のほんの些細な事柄が、一つの大きな物語となってつながっていくところは、
さすが東野さん、見事だなぁ~と思いました≧(´▽`)≦
加賀さんが過去との葛藤を抱えながら、事件と冷静に向き合っていく姿勢。
それぞれの親の、親としての行動。
自分が親の立場だったらどういう態度を取るのだろうか・・・
と思わず考えてしまいました。
ラストにはウルっとくる、作品です

彼の母親に関わる話が出てきた事で、これまでのシリーズの中で、
曖昧にされてきた事柄のいくつかが明らかになり、頷きながら読みました(^_-)☆
『新参者』の時から、今まで勤務してきた日本橋署も、本書を最後に移動となり、
また、事件解決後には、次の展開を予想させるようなエピソードも出てきて、
このシリーズの次作も待ち遠しくなりました

興味がある方は読んでみて下さい

~加賀恭一郎が登場する作品~
①『卒業』
②『眠りの森』
③『どちらかが彼女を殺した』
④『悪意』
⑤『私が彼を殺した』
⑥『嘘をもうひとつだけ』
⑦『赤い指』
⑧『新参者』
⑨『麒麟の翼』
⑩『祈りの幕が下りる時』・・・今回の作品

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