最近読んだ本 『私の男』 | ☆mihoのチャレンジ日記☆

最近読んだ本 『私の男』

 『私の男』  桜庭 一樹/著


 ~2008年(138回) 直木賞受賞~



 おとうさんからは夜の匂いがした・・・・・・。衝撃の問題作!!

 優雅だが、どこかうらぶれた男。一見、おとなしそうな若い女。


 アパートの押入れから漂う、罪の異臭。 

 家族の愛とはなにか? 

 越えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?

 この世の裂け目に落ちた父娘過去に遡る・・・ 



いや、すごい問題作!!

ドロドロしていて重い内容です。


でも、読み始めると過去へ遡っていく2人の関係が気になって

どんどん惹きこまれる作品本


いびつな愛だけど、これも絆?なのかな・・・

でも、周りには理解できない形だな。。。



わたしが気になった文は


「血っていうのは、繋がってるから。

だからもし俺の子がいたら、そのからだの中に、

親父もお袋も、俺が失くした大事なものが、ぜんぶある。

・・・・・さいきんそう思うようになった。」


「死に別れても、だから、それは別れじゃないんだ。

自分のからだに血が流れている限り、

人は家族とはぜったいに別れない。」


う~~ん。

難しい問題だね汗


気になる方は、読んでみてください(´・ω・`)