夜中に何度も看護師さんが様子を見に来てくれる。
血抜きのドレーンからの出血量、導尿ドレーンからの尿の量などをチェックしてくれる。
その度に目が覚め、あまり眠れず朝を迎えた。
7:45朝食が届くが、あまり食べてくれない。
酸素の数値が安定してきたので酸素マスクが外された。
指につけている酸素量の機械も外してもらえた!
相変わらずほとんど食べないものの、飲み物だけはストローで飲めるようになった。
頭を上げることもまだ出来ないため、顔周りにタオルを敷いてストローで少しずつ飲む。
右手につけている予備の点滴ルートも外してもらえた!
普段は本当によく笑い、喋るりーはほとんど言葉を発しなくなった。
もちろん、笑うこともしない。
ただ横になり、イヤホンでDVDを見る。
用事があれば、板を固定された手でベッドの柵を叩く。
喉が渇けば口辺りに手をやる。
手術した部分が痛ければ、足の近くに手をやる。
痛がればレスキューを押して様子を見る。
少しは痛いの消えた?
聞いても首を振るだけ。
このまま塞ぎこんでしまったらどうしよう…
いろいろなことを我慢しすぎて感情がなくなったら…
夜になり、上の娘たちからメールが届いた。
『りっちゃん、大丈夫ですか??
りっちゃんに会いたいです。』
うぇーーーーーん……
りーが小さな声で泣き出した。
「どうしたの??痛い??」
「みんなに会いたい…」
久し振りに感情を出してくれた。
病棟は免疫力の低い子、症状の重い子がいるため、両親以外は入れない。
お姉ちゃんに会うためにはエレベーターホールまで行くか、デイルーム(談話室)に行くしかない。
ということは、車イスに乗らなければならない。
そのためには、まず座らなければいけない。
現状、体を動かすことは出来ない。
少しでも骨盤を動かせば泣き叫ぶ痛みがある。
シャワーにも入れないため、看護師さんがベッドで頭を洗い、体を拭いてくれる。
それだけでも激痛が走る。
病衣の着替え、床擦れ防止のために少しだけ体を傾けること、おむつの交換、そのたびにレスキューを押して頑張るが激痛が走るようで泣き叫ぶ。
そんな状態なのに車イスに乗れるの??
先生や看護師さんに聞いてみる。
大丈夫!明日頑張ってみよう!
毎日毎日痛みに耐え、寂しさに耐え、健気に頑張る姿に涙が出てしまう。
母親なんだから泣いたらダメ!
辛くても笑顔で!
毎日隠れて泣いた。
代わってあげあい。
代わらせてほしい。
お腹にいるときに何かよくなかったのか。
育て方?抱き方?
何がよくなかったのか。
だけどりーの前では笑顔で!
こんなのへっちゃらだよ!がんばろ!
応援した。
今日も一緒に寝てほしいと言うりーに添い寝をする。
今夜のため、体を拭いてもらったときについでに場所移動しておいた!
ベッドの端に寄せてもらったので、くっついて寝られる。
横に寝ると嬉しそうに頭を寄せてきた。
少しでも寝てくれますように。
いつの間にか寝てしまっていた。
