コラムニストのジェーン・スーさんがラジオ番組で、
「職域を越えた仕事はしてはいけない。
テーブルの端から水の入ったコップが落ちそうになっていても、
走ってキャッチしに行かない。
コップが倒れて床が水浸しになっても、「あらま」と横目で見て知らんぷりする。
その胆力を付けることが必要だ。」
と話していた。
私はこの話にはすごく納得している。
実際に、私はテーブルの端で落ちそうになっているコップを、
早い段階でテーブルの真ん中に移動させて落ちないようにするタイプだ。
誰かに頼まれたわけでもないのに。
でも、これをやるととにかく心が疲弊するのだ。
「なんで私がこれをやんなきゃいけないの」
「なんで誰も気づかないの」
「私がやってなかったらどうなっていたことやら」
と毎回毎回思っていると、
はぁーーーーーと深いため息をついてしまう
だからこそ、このスーさんの話を聞いた時は、
これ私だ!!と思わずにはいられなかったし、
コップが倒れそうになっても知らんぷりする胆力が私には必要だな、と思った。
今の職場は、たくさんのコップが常にテーブルの端で
ぐらぐらしていることが多いのだが、
お陰様でコップを走ってキャッチしに行かない胆力がついてきたように思う。
でも・・・
コップがぐらぐらしている様子に気づくと、
それが気になって気になって仕方がないのです。
そして、コップがガシャーンと床に落ちて
床がびしゃびしゃになると、
はぁーーー言わんこっちゃない
と思ってなんだかどっと疲れてしまうのです。
私ってお人好しなのかな。
真面目過ぎるのかな。
と色々考えます。
組織で、健康的かつストレスなく働くには、
コップが倒れそうになっても知らんぷりする胆力と、
コップが倒れてもあらまぁと受け流せる鈍感力が必要なんだなぁと思いました。
でも、この胆力と鈍感力を身に着けた先に、
一体何があるんだ??とも思ってしまいます。
明日もテーブルの端にコップがあるもしれませんが、
とりあえず知らんぷりしてやり過ごそうと思います
本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました