美穂です。
色彩の世界では
勝負に強い色
というのがあります。
なんとなくイメージできるかと思いますが、
それは 赤 です。
『色彩心理のすべてがわかる本』
(山脇惠子著)
によると、
オリンピックの調査では、
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レスリングやテコンドーなどで
ほぼ同レベルの能力を持った
選手同士が戦った場合、
その勝率の差は
20%もの広がりがある。
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イギリスのある大学の調査では、
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イングランドのサッカーの試合では
赤のユニフォームのチームが
得点率が高い
=========
という結果があるようです。
赤を着ることによって勝利する理由は
男性ホルモンの濃度を上げて
「攻撃性を高める」
が挙げられます。
反対に、
赤い服を着た人を目の前にすると
脅威を感じて「気圧される」
という心理効果があります。
テレビでスポーツ観戦していると
スタンドの色が目に付くことが多いですが、
やはり赤に染め上がっている所は、
圧や熱量を感じます。
相手チームが赤というのは、
わたし的にはイヤですね(苦笑)
赤を着ると
自分は、攻撃性が高まり、
相手は、勝手にひるむ・・・
勝負の世界では赤は
もってこいの色ということです。
W杯ロシア大会に出場した32カ国の
ユニフォームの色を調べたら、
赤いユニフォームの国(※)は、
実に 12カ国 もありましたよ。
(※ホームのユニフォームカラーです)
サッカー日本代表ユニフォームの色は
永い間、 青 です。
色に携わっている者としてはやはり、
どうして日本は赤を採用しないんだろう・・・
という素朴なギモンは
沸き上がってくるところです。
調べてみました(笑)
※画像はお借りしました
そうしたら、昔、一瞬だけ
赤 のユニフォームの時代が
あったみたいなんですよね。
1988年~1991年の3年間。
アラフィフの方の中には
記憶している人もいらっしゃるかも
しれませんね。
赤が一瞬だけに終わり、
定着しなかった理由を調べると・・・
大会で結果が残せず、
縁起が悪い色 ということで
もとの青に戻ったようです(^^;
現在の日本のユニフォームの色は
「勝色(かちいろ)」という
コンセプトがあるようです。
武将たちが戦場で
身に着けていた着物の色で、
染色過程における叩く作業の
「叩く=褐(かつ)=勝つ」 にかけて、
勝利への験担ぎをしていたと
伝わっているそうですよ。
詳しくはこちらのサイトへ
https://www.fashion-press.net/news/34825
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本日もお読みくださいまして
ありがとうございました
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