もうすぐ3月も終わりますね。

この3月は、母親としての私の心が大きく揺れるようなことが、たくさんありました。
・・・などというと、何事かという感じですが、簡単なことです。
転園や、親子ともども信頼していた先生方の異動です。

長女の学童保育の先生で、太陽のように明るい素敵な先生が異動になりました。なぜか私の中では異動に関してノーマークだったので、衝撃が強かったです・・・。

そして、次女は保育園から幼稚園に転園。
その、転園先の幼稚園で、思わぬ人事異動とのうわさを聞きつけて、これまたショック。
また、一時預かりで引き続きお願いする保育園でも大きな人事異動。

分かっているんです。
潜在的にはともかく、表面上は、子どもは「すぐに慣れる」ということも、別れの後には新しい出会いが待っているということも。

それでも、動揺して、心がざわざわしています。
4月から、子どもたちと関わってくれる先生は、どんな方になるんだろうと・・・。
母親ですものね。


保育園から異動になる先生は3名いらっしゃるのですが、うち1名は、長女が保育園に入園した6年前に園長として就任された方でした。
とても優しくて、声を荒げたことなど一度も見たことのない先生でした。
園を良くしようという強い想いを常に感じさせてくれた、素敵な先生です。

もう1名は、次女の担任を2年9か月つとめてくれた先生。クラスの子どもたちからも、親からも、絶大な信頼を寄せられている先生。
ここまで来ると、もう、次女の第2の母です。

最後の1名は、まだ2年間しかいらっしゃらなかったけれど、着任したときには既に卒園していた長女の名前をすぐに憶えてお迎えの時に呼びかけてくれるような先生・・・。


転園する、当の次女は、まだ4歳。
お別れの意味が、あまりよく分かっていません。

「また会えるから大丈夫」

という大人の言葉を信じていますが、私は大人だから知っている。

そんなことを言っても、もうほとんど、会えないのだということ。

そして、子ども自身は、先生の深い愛情を、子どもの「人格」として刻み込むけれど、「記憶」として持ち続けることはほぼないのだ、ということ。

こんなに愛情を注いで、時間をかけて、心を使ってくれたのに・・・子どもって、忘れちゃうんですよね。

それを思うと、泣けてくるのです。


親として、信頼して子どもをお願い出来た先生との別れが辛い思い。

子どもにとっても別れはつらいだろうなぁ・・・という悲しい思い。

愛情を注いた子どもと別れ、そしていつかはほとんど忘れられてしまうであろう、先生方の心情を想像しての切ない思い。


3つが相まって、どうしても落ち着いた気持ちになれません。
参った・・・・。


私は、さほど幼い子どもが好きというわけではないのに、10代の頃から「将来は子どもが欲しい」と強く望んでいました。

そして、「自分の子はずっと一緒にいられるからいいけれど、そうでない子どもは愛情をかけても忘れられてしまう」ということに対して、恐怖のようなものを感じます。

これって、何なんだろう・・・・。
別に、そのような経験があるわけでもないのに。

前世で、小さな子どもを預かってお世話する仕事でもしていたのかしら???

自分では、さほど子ども好きではないと思っているのですが、実はすごく子どもが好きなのかもしれませんね。