「いざという時への備え」

の大事さを痛感した、今回の震災。
安全でなんでもある日本で、かなり脇が甘い状態で暮らしている自分を痛感しました。

改善しよう!という思いはあっても、なかなか難しい点もありますよね。

例えば、非常持出袋くらいなら、出しやすい場所に置くことが出来るのですが…

我が家のようにオットが留守がちで、幼児が二人いると、さらに避難に必要な物は増えます。

最低限でも、非常持出袋に加え、子供たちのヘルメット、私と長女イチゴの靴、次女リンゴのおんぶ紐。今の季節なら、アウター。
水も、持出袋に入っているだけでは明らかに足りません。

ヘルメットは、普段自転車に乗る時に使うものを使えばいいのですが、置き場所に迷う…。
玄関などガラスが飛び散りそうな場所だと使えなくなるし、かといって寝室の安全な場所に置くと普通に自転車に乗る度に
「マーマー、ヘルメットないよ」
となるし。ふぅ。


数日の避難をイメージすると、さらなる困難が待ち受けています。
服はどうするか?オムツは、食料は?
すぐにサイズが変わる子供たち。本当に難しい。

その点、大人なら、ユニクロあたりで安くて丈夫で組み合わせやすい服を二組くらい用意すれば何とかなりそうですが。


さて、さらに迷うのが、貴重品の保管場所。

まとめて置けばいいのでしょうが、そうなると今度はドロボーさんが心配です。
なるほど、ここで

「金庫」

の登場となるわけですね。


しかし、この場合、持ち運び型の金庫では意味がありません。
ドロボーはそれごと持ち出すでしょうし、ドロボーになるくらいですから、開ける技術もあることでしょう。

しかし、据え付け型の金庫なんて、いくらするんでしょうね?!
少なくとも我が家では、

「そこまでして守るような財産はない!」

と思うような値段と思われます。
銀行の貸し金庫も同じでしょう。


以前、かなり儲かっている一部上場企業に行ったら、ものすごく立派な金庫があったのを思い出しますね…建物に組み込んでありました。

「これくらいしないとドロボーが来るんです」

とか、言っておられました。

貸し金庫にも大量の有価証券が入っていて…電子化前のお話ですが。


しかし、金庫があるお宅って、どのくらいあるんでしょうね?

金庫がなければ、やはり分散するしかないでしょうしね…。

あとは、コピーを取ってそれだけは一カ所に集めておく、などが有効なのでしょうか。
コピーなら、本人には一定の意味があっても、ドロボーにはあまり意味がなかったりしそうです。


しかし、立派な金庫がある会社は儲かっており、今にも壊れそうな金庫しかない会社はあまり儲かっていなかったのが気になります。

金庫が先か、儲かるのが先か?!

「貴重品」に対する意識の問題かもしれませんね。