さて、まずは会計士同士のお付き合いについて。
先日書きましたとおり、会計士は女性の割合は
10%程度であり、かなり低くなっています。
監査法人によっても異なると思うのですが、
私の出身監査法人は担当クライアントごとに動き、
その組み合わせは仕事によって異なります。
結果として、監査チームの中には女性は1人、
ということのほうが圧倒的に多かったです。
仕事中は、チーム内では性別はほぼ無関係ですから
あまり気になることはありませんでした。
むしろ、仕事を少し出た部分で気を遣うことはありました。
例えば、打ち上げ。
男性だけと、1人でも女性がいる場合とでは、
選ぶお店もやや違ってくるようでした。
特に年次が低いうちは、逆に甘えてしまって
「このお店に行きたいです」
などとはっきり言ってしまうと喜ばれたように思います。
選ぶのに大変な思いをさせるよりも、かえっていいかもしれません。
それから、私はお酒が強くないこともあり、
1次会だけ出席して、2次会にはお付き合いしない、
ということも多くありました。
(歓迎会や送別会などは別です)
私が帰宅したあとどうしているのかはいちいち聞きませんが、
女性がいるようなお店に行きたい場合もあるかと思いますので。
(まったく、男ってやつは。。。)
それ以上に迷うことが多かったのが、
「おごる」
という制度(?)についてです。
女性同士というのは、文化的にあまり「おごる」「おごられる」
ということをしない生き物なのです。
例えば学生の場合、たとえバイトをしていても、
先輩の女性が後輩の女性におごる、
というのはかなりまれなケースかと思います。
基本は割り勘でしょう。
しかし、男性には「おごる」ことは、慰安も兼ねた
コミュニケーションとして気軽に使われています。
ここには、きっと不文律があると思うのですが。。。
そのさじ加減が、今でも良く分かりません。
見ていても、いろいろな人がいました。
例えば、おごってくれる先輩よりも高いものは
絶対に頼んでいない人。
べろべろになるまで飲んで盛り上げる人。。。
おごる側も、やまのように頼んで、
「食え」
と全て食べさせるような人から、
「気分転換して帰りなさい」
とお金だけ置いていく人まで、さまざまでした。
なるべく気持ちよくおごっていただくよう、
場の雰囲気などを考えながら付き合っていましたが、
こういった苦労は女性が少ないからこそかもしれませんね。
まぁ、「おごってもらってありがたい」という気持ちがあれば
それでいいのかもしれません。
ちなみに、あるジョブでは、伝統的に2年目の人が
1年目の人にスターバックスで食後のコーヒーをおごる、
ということになっていました。
私が2年目の時、1年目は偶然年上の男性でした。
が、伝統ですからおごらせていただきました。
仕事中は年上の男性であっても
「これやっといて」
と言うことに抵抗はありませんでしたが、
スタバのレジで
「好きなもの飲んで」
と言うのは。。。慣れるまで、やや苦しかったことは否めません。
きっと、お互いに・笑