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父が他界しました。


8月下旬から

心臓弁膜症の治療を

していましたが、

直接の死因は脳梗塞。

84年の生涯でした。


緊急事態宣言下で

急きょ

熊本に帰省したのは、

このためです。


亡くなる前日の夕飯まで

しっかり食べて、

担当の先生と

お話もしたそうです。


翌朝 

朝食時には意識がなく、

脳波などの検査を 

して下さっていたようですが、

その夜 亡くなりました。

 

ぐっすり寝ているまんまで、自分の命が絶えたことに気づいていないかもしれません。


コロナ禍で臨終に

誰も立ち会うことか出来ず、葬儀も小さな家族葬になりましたが、

業界の諸先輩方や関係各位が送ってくださった

たくさんのお花に囲まれて、父も喜んでくれたと思います。


生前

たくさんの方々に

ご迷惑をおかけした父でした。


この場を借りて、

父に代わり

改めてお詫び申し上げます。


母や妹、私も

そんな父にたくさん

振り回されました。


母との間では、

私たちが知らない問題も

あったようです。


そんな父でしたが

今 思い出すのは

私が小学生の頃、

ちびっこのど自慢大会に

出場している

私の姿を記録しようと

8ミリを回してくれたこと。


そしてもうひとつ。

私が歌手を志して

単身上京をした

15歳のとき。


熊本空港で

「頑張ってこい」と 

握手してくれた

大きな手のぬくもりです。