2016年4月14日そして16日。
熊本地震から一年が経ちました。
一年前、
皆さんにどんなことを
お伝えしていたのか
読み返してみましたが、
現実を受けとめられず
動揺していたように
思います。


一年経ってやっと
あの日のことを
冷静に振り返ることが
出来る気がします。


あとで前震と言われた
14日の夜、
私は仕事を終えて
東京の自宅に戻り、
NHKの9時のニュースを
見ていました。


9時半頃、
テレビから緊急地震速報
を知らせる、
特徴ある音が流れ出しました。
九州に大きな地震が来るとのこと。
そして数分後…
「熊本で震度7」の字幕。
熊本出身の私は、
身体が固まって
しばらく動くことが
出来なくなってしまいました。


幸い母は上京していましたが、
震度7を2回も記録した益城町には、
叔母の家族が住んでいます。
翌日15日になって
やっと連絡が取れました。
叔母の家は奇跡的に無事でしたが、
ご近所の家が倒壊して
地震後止まっていた
電気が通っても、
つけたら申し訳ないと
つけることが出来なかったそうです。



地震から1ヶ月過ぎた頃、
母と一緒に実家に戻りました。
母の寝室です。


{51043992-CD90-4309-BE26-EDE0077AE953}


地震後開いたまんまになっていた
冷蔵庫。
食器棚からはお皿が
飛び出しています。


{5FD8FB4E-2A4F-422C-86CC-7EBE07E21E4D}


{55F94C98-5BE0-4B99-B370-6CAC11FA5922}


部屋のあちこちに
ひび割れが出来ていました。


{C5285AD5-2272-417C-8CDA-2F18ED34325D}


給湯器は倒れずに済みましたが、
倒れないように止めてあった
留め具は壊れていました。


{497C6C15-0050-41E4-9D02-2C7E1EB2C144}

{05D5BE6E-DDD7-4C73-B502-E4B8EC5A5224}



熊本市内の自宅マンションは、
一部損壊との判定でした。
ご近所でも場所によって
倒壊してしまった家屋も
あったので、
損壊はあるにせよ
生活出来ることは
有難いことです。



一年経ちましたが、
あらためてご心配くださった
皆さまに御礼申し上げます。
ほんとうにありがとうございました。



地震直後、
東京にある熊本のアンテナショップに
たくさんの方々が並んでくださって、
熊本の為にと
買い物をしてくださっている
お姿を見ただけで、
涙が溢れました。


熊本にはまだ
壊れたままの家屋が
たくさん残っています。
阿蘇へ続く国道57号線も
豊肥本線も、
復旧のめどはたっていません。
熊本城の復旧も20年かかると
言われています。
でも、前を向いて進んでいます。


時折熊本を思い出して頂けたら、
そして熊本に足を運んで
頂けたら、
復興の支えになると思います。