ずっとずっと逢いたかった八代亜紀さん。
都内亀有でのコンサートに伺いました。


八代さんは、私の憧れのお姉さま。
「あなたの女」を作詞して頂いて、レコーディングを
控えていた頃。
地方のお仕事をご一緒させて頂いた夜、
八代さんのお部屋で、直々にレッスンして
下さいました。
曲に合わせた振り付けも、私のドンくさい動きに
苦笑されながら、手とり足とりご指導して下さったのです。



歌の世界の大先輩なのですが、
とても気さくて、あったかくて、優しくて。
妹のように可愛がって下さいます。
私も、姉のように慕い、甘えさせていただいています。



箱根にある、八代さんのアトリエ兼別荘に
伺ったときのこと。
みんなでゴルフに行くことになったのですが、
あいにくの雨。
グリーンにも水が溜まるほどになってしまい、
ハーフで切り上げて、濡れたまんまで
別荘に戻りました。


八代さんは、絵の仕上げがあって別荘に
いらっしゃったのですが、
男性スタッフが温泉を使うので、
風邪をひいたら大変!と、
八代さんの寝室のシャワールームを
使わせてくださったのです。
感動で胸が震えました。






10月26日発売の「青木美保全曲集2012」に収録した、
『大輪の花』『命ひとすじ』
2作とも、八代さんの作詞です。


私の両親が八代さんにご挨拶に伺って、
帰る二人の後ろ姿を見て、
「詩が浮かんだのよ」と
私に手渡して下さった『大輪の花』
2000年に新曲として発売する予定だったのですが、
納得する歌が歌えず、発売を止めてもらったのです。


痙攣性発声障害が発症した2000年。
思うように歌うことが出来なくなっていた
私を気づかってくださって、
たくさん話しを聞いてくださいました。


今年、改めてレコーディング出来たこと、
全曲集に収録出来た経緯をお話ししていたら、
胸が一杯になって、眼に涙がたまり、
八代さんの眼にも涙が光っていて…
我が事のように、喜んでくださいます。



いつか元気になって、この2曲を歌いたい。
この思いが、約10年、少し長い時間でしたが、
私を支えてくれたのです。



八代さんのコンサート。
八代さんの絵が ステージを彩り、
アトリエでのコンサートのようです。
歌はもちろんですが、八代さんのお人柄
そのままのトークに、会場全体が引き込まれていきます。



公演が終わり、八代さんの楽屋で
昔と同じように ほんわかした時間を
過ごしました。
「美保ちゃんのこと、宜しくお願いしますね」
同行した事務所社長に言ってくださって、
またまた涙が溢れてきました。



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子猫ちゃんの寝息が聞こえてきそうな、
八代さんの絵の中で、私が一番好きな絵です。
私の携帯の待受画面にしています。
大切な大切な、私のお守りです。