久しぶりに太陽が顔を出しました…が、まだ寒い(T_T)
洗車に行こう!と、地下駐車場から地上に出たら、
にわか雨がパラパラ…そのままバックしてしまった私。
こんなこともあるさ!
その①の続きです。
幼稚園入園前の入院・手術が嘘のように、4月、晴れて入園。
もうすぐ夏休みというある日、母が私の頭を見て叫んでいました。
「これ、どぎゃんなっとっと???」
(これ、どんなことになっちゃってるの…熊本弁)
私の頭の一部分に、500円玉くらい脱毛した部分を見つけたのです。
それから、どんなふうに抜けていったのかの記憶はないけれど、
私の髪の毛が全部抜けてしまうのに、そんなに時間はかからなかった
かな…
母に連れられて、いろんな病院に通いました。
原因として考えられるのは、腹膜炎の治療での薬の副作用では
ないかとのこと。
元通りに生えてくるのか、それがいつになるのかわからない。
眉毛やまつげも抜けるかもしれない…
自分では鏡をみない限り、その姿は見えないし、まだ4歳だったから、
夏の暑い日には、頭から水をかぶって、あ~さっぱり!なんて
ふざけたりして、事の重大さには気づいていませんでした。
女の子なのに、このまま生えてこなかったら…
私が寝ている姿を見て、母は毎晩泣いていたそうです。
幸いにして数年かかりましたが、生えてきてくれました。
今でも、私の髪を愛おしそうになでてくれる母。
その数年間の母の心労を思うと、涙が出てきます(>_<)
普段は帽子が必需品。でも、帽子をかぶっているだけでは、
髪の毛がないことがわかってしまいます。
母は自分の髪の毛を切り、帽子の裏から貼り付けてくれました。
帽子と併用していたのが、かつら。
当時は今のような、見た目はわからないようなものではなく、
ザ・かつら!
子供用なんて、あるはずもなく、大人用の小振りのかつらを、
母は探してきてくれました。
母の想いが嬉しくて、自慢げにかつらをかぶって登園していた私。
子供同士は素朴なもので、何の問題にもならなかったのですが、
「あんたの髪、それかつらでしょ!子供のくせに!」
事情を知らない、理髪店をなさっていた父兄の方から、
言われてしまったのです。
「かつらなんかじゃないもん!!」
子供ながらに、母の苦労がわかっていただけに、
髪の毛が抜けてしまって、初めて泣いた日でした。
幼稚園の卒園アルバムも、小学校の入学時の記念写真も、
かつらです。
まだ、生えてきてくれないまま、小学校に入学。
帽子とかつらを使い分けながら、本人はいたって元気に、
登校していました。
そんなある日、体育館でふざけていて転んでしまい、
転んだ拍子に、かつらがスポッと頭から取れてしまったのです。
周りの友達は、絶句…何が起こったの???って感じ。
ありゃ~まいったな(^_^;)
幸い、学校から自宅まで徒歩1~2分だったので、
かつらを頭にひょいとのせて、自宅に戻ったのです。
小学校1年生でしたから、かつらを自分で上手く
かぶることが出来なかったのです。
突然帰ってきた私に、母はビックリ!
事情を話すと、叱ることもなく、学校に連絡。
そういえば、黙って帰ってきちゃったんだった(汗)
同じクラスの子供達に、私の事情を説明して下さった
担任の先生が、安心して登校するようにと、
自宅まで迎えにきて下さいました。
先生 「今日はお休みしてもいいわよ」
私 「行く!」
この度胸…やっぱり私の子じゃない…
またまた、母は思ったとか。
別に悪いことしたわけじゃないし、これまで
隠していたことをオープンに出来た開放感に、
気持ちも楽になったのでした。
この事件のお陰で、習字を習いたい!私の願いは
叶うこととなりましたv(^-^)v
あっ!晴れてきた!洗車に行こうっと('-^*)/