炊飯器物語。 | あべみほオフィシャルブログ「アベブロ」Powered by Ameba

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愛だけじゃ生きられない
愛なしじゃ生きる意味がない

日曜日の夕方。

今日は久しぶりの休み。
といっても、サイン書きや提出物、
画像準備やカードのデザインなど
やることは山ほどある。

でも、休みなんて要らない私には
もちろんひとつひとつが、
とっても楽しみなお仕事。

心を込めて仕上げたい。

今朝は8時前に、
夜中に開催したチャットから帰ってきて
体調が優れずに休んだ。

アメリカから一時帰国した
友人からの数年ぶりの誘いも、
残念ながら断った。


18時。起床。

…溜まったメールの返信作業をしていたが、空腹のために中断だ。

冷蔵庫を空けてみる。

相変わらず大したものは何もない。

納豆卵かけご飯が食べたい気分。
力をつけてお仕事がんばろう。

お米を研いで…さて炊飯!


持ち上げたら何故か
炊飯ジャーが横転して

お米がジャー…。



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うなだれるしかない。

けど、片付けないわけにもいかない。。



掃除に取りかかるなり
虚しくなって
全てが嫌になり途中で放棄。

ベッドへ現実逃避してゴロゴロ。






…お腹空いた。


気付けば20時を
まわってしまっていた。


こぼしたのはほんの少しだけだし。

大丈夫だよ。頑張ってみよう。


そもそも少し失敗しただけで、
全てが嫌になるその性格よくないよ。


自らを奮い立たせて、再挑戦!


お米をすくって床を拭く。
少し足してお米を研いで…

さて炊飯!

ほら、できた☆



…気をつけて持ち上げた、

つもりだったのだろう



水に濡れたそれらが手から滑り落ちる

鈍い音と共に
炊飯器が床に叩きつけられ

蓋は粉砕した

赤いコードで生々しく
かろうじて繋がれたそれは

無残な格好でぐあんぐあんと転がりまわり

逆さまの状態で、動かなくなった



白くうるかされたお米と
きっちり計ったお水は

キッチンの床で最期を迎えた




一瞬の出来事だった。




お米と水浸しのキッチン。


もうため息しか出ない。


炊飯器さんごめんなさい。
お米さん、ごめんなさい。


やるしかない。また掃除。

仕方ない。自分が悪いんだから。



小さなレジ袋にお米を移す。

ごめんなさいお米さん、
ごめんなさいお百姓さん…


だいたい、入れ終えて
袋を持ち上げた。

袋の底に
穴が空いているとは知らずに…


ザァー。


みほの目からも

涙がザァー(;_;)。



お腹空いた…

キッチン水浸し…。


キッチンマット、洗濯…。



もう、21時。

空腹MAX。


こんなに暗くなったら
コンビニにも行かない主義。


切なさを消せやしないけど
気持ちを切り替えて
やらねばならないことを思い出す。



上京一人暮らし記念に札幌の仲間が
プレゼントしてくれた、炊飯器。

今までありがとう。


さて、もう一回立ち上がろう


冷凍庫のおにぎりを召還しよう


納豆と、卵

絶対食べてやる。



…はぁ。





負けない。