二月の兼題は以下のとおりでした。
✨春 ✨薄氷ｳｽﾗｲ
✨義仲忌
✨さより
✨クロッカス
✨蕗の薹
✨末黒野ｽｸﾞﾛﾉ
以下３つは好きな季語と組み合わせて
✨朱
✨磯
✨地蔵
そして実作&先生の評価
凡例
特に良い 発表決定
良い 発表決定
没 または凡庸、駄作→今月は不在投句したので、没、凡庸、駄作などどれが何か区別はわかりません。とにかくあかんかった、ってことです。
アパートの小さな鍵や春隣私の妹とその息子(つまり私の甥)です。
春から東京で一人暮らし。引っ越し中の一枚
薄氷は四角よ四角の手水鉢
大磯・海音寺にて
薄氷を滑ってゐたり海の風首塚に僧侶三人義仲忌さういへば義仲忌にをり八坂かな適当に作ったことがバレてるな
包丁の切っ先さより開きけり添削前→包丁の切っ先のみにさより開く
ちりちりとさよりを開く骨の音下顎をぽきっと折りしさよりかな(添削前→下顎をぽきっと折りてよりさより)
放課後の石鹸乾きクロッカスフラスコの丸みの向こうクロッカス魂を包んでゐたり蕗の薹六花亭の菓子頬張るや蕗の薹末黒野を労る如く弱き雨税務署の朱肉でこぼこ二月尽茹でられし朱色の蟹をいただけり(添削前→茹でられし蟹の朱色をいただけり)
磯知らぬ大きな蟹を焼いてゐるランニングシューズ薄底冬の磯
冬日向延命地蔵の水を飲む雑詠
✳️手の平のゲーム手詰まり日向ぼこ
✳️二月のまだ温かきチョコレート
✳️工場を出でてつぶらや寒満月
✳️エスカルゴ春のソースは緑色