だんな様がアルツハイマー病と診断されて6年が経ちました。
最初、病気の疑いを持ちつつ、そうでないようにと願いました。
「やっぱりな・・・」
ある程度の覚悟をしていたので、割と冷静に受け止められました。
悲しいですが、これが現実、そう思うことで涙は出てはきませんでした。
若年性なので、進行が早く、5~6年で自分の身の回りのことはできなくなると言われました。
最初の一年、アリセプトも効いているし、だんな様の性格ものんびりとして穏やかなので、5年6年、いやいや10年は大丈夫かもしれないと思っていました。
でも、結果は、医者の告知どおり進んでいっています。
この6年間、何が一番しんどかったのか?
そう考えると・・・
やはり金銭面です。
次女ちゃんがまだ大学生、学費の心配、家のローンもあり何とかしなくてはいけない、そればかり考えていました。
でも、そればかりだけではなく、だんな様のことも今まで気にも留めなかったことが気になるようになりました。
私自身は、家のゴタゴタで仕事のミスがあってはいけない、気を締めなくてはと必死になっていたころだったと感じます。
でも、当の本人=だんな様は何も変わらずのんびり屋さん、一人私がイライラしても馬鹿らしいし、あせっても何も解決しない、そう思えるようになり、気持ちも楽になりました。
それからは、成るようにしか成らない、何とか成るさ~と。
結果、だんな様はまだ入院中ですが、穏やかに過ごしています。
この結果が良かったのか?悪かったのか?
そんなことを考えても意味がありません。
今を生きる。
だんな様は今を生きています。
だんな様が入院して10か月が過ぎ、ここ2~3か月で私が思うこと・・・
休日、土・日曜日の2日間の休みが4~5日の休みのように長く感じます。
休んだ!ってすごく思えるようになりました。
だんな様と一緒の間は、やっぱり自分の休みがあってないようなものだったんだと改めて感じました。
でも、これは私自身、自分のことを考える時間ができ良かったと思います。
特養の入所も決まっていませんので、私がだんな様にしてあげられる事、まだまだあります。
明日は、だんな様コロナワクチン2回目接種の予定です。
2回目のほうが副作用が強いと言われますので、心配です。
無事終わることを願いますね。
昨日は、次女ちゃんと藤原宮跡、當麻寺に行ってきました。
*藤原宮跡、キバナコスモスと蓮が満開でした。
*當麻寺参道の釜飯やさんで昼食