もう一度携帯が鳴ってダーからだと思った。

でももう携帯を気にする事はなかった。

すると彼に

「みにゃちゃん返事しなくていいの・・」って聞かれた。



あたしがうなずいて携帯をバックにしまうと。

「俺にまで気を使わなくていいよ。さっきの後輩くんなんじゃないの」って彼



でも急用なら電話がかかってくるだろう。


気になってしまうからメールは見ない・・

友達といる時はいつもそうしてるのだし、だからあたしはそう決めた。

そしてそれからは彼と、共通の友達の事や


仕事の事や楽しい事もたくさん話していたと思う・・


でもほとんど話を覚えていないのは・・


お酒を飲んでいたからでははなくて


あたしが心のどこかでダーの事を考えていて


話に集中していなかったのかもしれません。


その後お店を出て車に乗ると


「じゃぁ。みにゃちゃん今恋人はいないの?。」って聞かれた


「あはは。あたしよりそっちだよ。最近はどう?みんな結婚しちゃったしね。」


「俺は・・3人くらい好きな子いるよ。」


「えー。良かった。あたし騙されてなくって・・」


「違うよー。いいなって思う子がいるだけだし・・」


「そうなんだぁ。。」


「みにゃちゃんは好きな人は?」


「うん。別にいないよ。」


「どうして?モテないわけじゃないでしょ。恋愛しないの?」


「いいの・今はいろんな事が楽しくて充実してるから・・」


「でも好きって言ってくれる人ならいるでしょ・・前に飲み会で言われてなかった?」

「そうだった?酔って好きって言ってくれる人なんて。いちいち相手にしないもん・・」


「本気だったら・・?お酒の力を借りてしか言えない人もいるし。。」


「嫌だよー。あたしも酔ってたら覚えてないし。。」って言うと


「そりゃそうだよね。。」って苦笑いする彼。。



恋をする気持ちは忘れたくないけど・・


今はそのタイミングではない気がしていた。


だってそのくらいあたしは充実していて毎日が楽しい事ばかりだった。



「いいの。いいの・そんな風に言ってくれる人なんていないし。そんな勇気がある人なんていないよ。」


「アハハ。勇気がある人かぁ・・」そう言って彼が笑うからあたしもつられて笑った。


そうして何故かまたダーの顔を思い出した。