「みにゃさん。何色にしますか?」

ともちゃんが可愛い花刺繍の福袋ストラップを手のひらにのせて

見せてくれた・・


「可愛いね。どうしたの?」

「ポコくんのお土産ですよ・・韓国に行ったみたいです。」


あたしは海と空の青色が好きなので・・水色のに決めた。。

ちょうど当時使っていた青い携帯にもなじむ色。。


「ポコくん。見て水色にしたよ。可愛いね。ありがとう。」

あたしは携帯を振って見せるとダーは笑っている。


「韓国なんていつの間に行ってたの?知らなかったよー。」

「あー弟と急に行く事に決めたから・・。」


「焼肉は美味しかった?」

「美味しかったですよ。でもとっても寒かったー・・」


少しずつ話をするようになってもプライベートな事なんて

ほとんど話さなかったから・・


ダーがお休みで何をしてるかなんて知らなかったし・・

だからこの時色んな話をたくさんして・・


ダーが焼肉が好きな事も・・

寒いのが苦手な事もわかったし・・


お姉さんがいる事は聞いていたけれど

子供っぽいダーが実はお兄さんだった事に・・ちょと笑えた。


あたしには弟がいるけれど・・ダーの方が少し下・

でも童顔のせいかもっとずっと下に見える・・


お仕事では落ち着いていて頼れるのに・・

普段こうやって話していると本当に素朴な感じ・・


「ねー。ポコくんはどうしてこれをお土産に選んでくれたの?」

「一番・ちっちゃくて可愛いなーって思ったから・・」


ふふふ。・韓国に行った同僚が買って来てくれるお土産と言えば

韓国のりだとばかり思っていたから・・


「可愛いかったから・・」の答えに・・あたしはまた笑ってしまった。


それからしばらく・・

女の子達みんなの携帯や名札のついている胸元で・・

ダーからもらった色とりどりのストラップが揺れて可愛かった。


あれから・・みんなそれぞれに幸せになって・・

今はママになった子もいる・・


あたしはダーからもらったその福袋のおかげで・・

その力で今ダーのそばにいられるのだとしたら・・


なんて素敵なものを受け取ったのだろう・・