横浜、銀座での個展は、本当にすごい体験の連続だった。


私の人生でこんなミラクルが起こるなんて・・・


約束された魂の大イベント!まさにそんな言葉がふさわしい一ヶ月だった。



毎瞬、毎時間、毎日が奇跡の連続・・・


今でこそ、そんな言葉が腑に落ち、当たり前の感覚に変わりつつあるが、


その頃の私は、自分の本当の存在の正体や、元から備わっている


宇宙の叡智を完全に忘れ、ただひたすら起きてくる事象に

埋没していた。




朝、起きる前から、ただならぬワクワクしたエネルギーが身体を巡り、


それが一日の原動力となっていることを、痛感しながら過ごす毎日。


それはまさに異次元に誘われた感覚だった





普通、絵画の世界では、絵のサイズで価格を決めることが多い。



『悠久のとき』は、今回の個展に出品した作品の中でも小さいほうで、


それにも拘わらず、50万円という破格な値段で売約済みと


なったため、他の作品の価格をそれに準じて上げざるを得なかった。



無名画家の初の個展会場に、20万、30万、それ以上の作品が並ぶ。




無知とは、知識に勝る叡智である



その時、私はその価格設定が、いかに絵画の世界の常識からして無謀だったか・・・


ということを後で知ったのだが、


当時の私は、そんな状況下でも、その価格になんら違和感を感じていなかった。



ワクワクのエネルギーと、どこからかくる根拠のない自分への絶対的な信頼・・・


このパワフルな感覚が、次々と奇跡を引き起こしていった。




高額にも拘わらず、数点の作品が売れ、それにまつわる奇跡的な魂の再開を果たし、


私の初の個展は終わった。。。




日を置かずに、ダイヤモンドの紳士に『悠久のとき』を届ける。



個展の関係者一同と私は、都内まで車を走らせた。



その日、彼のショールームでは、彼自らが主催するスピリチュアルな会が催されていた。



瞑想のワークを中心とした内容に、私たちも参加することにした。



まずは『悠久のとき』と、その作家である私が紹介され、


その壇上で挨拶をさせてもらえるという栄誉まで与えられた。




瞑想の会では、不思議な体験をした



誘導瞑想だったのだが、それが進行するにつれ、


その頃、毎朝感じていた、あのワクワクのなんともいえない、


ハートがキュンとなる感じ・・・


そして、全身がピンクのベールで包まれ、自分がまゆの中で完全に


護られている・・・そんな至福の感覚を体感したのである。




その幸福感に浸りながら、なぜか私は、隣に座っている人の存在が気になって仕方がなかった。



どこかで感じたことのある『知っている』という感覚だった。。。



瞑想が終わり、私は隣の椅子に目をやった。




誰もいない・・・


そこには誰も座っていなかった。



え? うそ・・・!?



私は動揺して、反対に座っていた同行してきた仲間に聞いた。


「私の隣にいた人は?」



「そこは始めから誰も座ってないよ。」





数日後、私はバレンタインのチョコレートを渡すため、御礼方々、


再度、ダイヤモンドの紳士のショールームを訪ねた。



そのショールームの1階は、なんとも心地好い波動に包まれた空間だった。



彼を待つ間、私は店内を歩いてみることにした。



『悠久のとき』は、もう飾られてなかった。



きっと、自宅の寝室に飾られ、彼の眠りを見守っていてくれていることだろう・・・


そんなささやかな幸福感を感じながら、私はある空間に目をやった。



一瞬、あまりの眩さに眩暈がした




な、何これ、眩しくて直視できない!!




正直、今となっては、どんなものが置かれていたかは正確には憶えていない。


虚ろな記憶をたどってみえるのは、球状に磨かれたクリスタルが、円状に並んでいたように感じる



だが、その瞬間受けた感覚は鮮明で、未だに私のなかに息づいている



波動・・・それをリアルな体感として、全身で感じた瞬間だったからだ



「お待たせしました。」


不意に後ろから声がした。




秘書らしき女性が立っていた。




ダイヤモンドの紳士と似た屈託のないしぐさで、中央のテーブルに私は案内された。


二言三言、言葉を交わす。



親しみやすい雰囲気のなかに凛とした純粋さを放っている



この方は巫女だ・・・



直観でそう感じた





「ぜひ今度、美ひめさんが描かれた他の絵も観てみたいな・・・」


親しげな口調が、私の緊張を解きほぐしてくれる



私はとっさに携帯を出し、天使の絵や他の作品の写真を彼女に見せた。



「あ、この絵・・・・・この絵の天使ね、あなたの横にいるわよ・・・」







『悠久のとき』が、ダイヤモンドの紳士の夢を見守ってくれているように


ゴローもきっと、天使に見守らているだろう・・・




いや、ギターを聴かせているんだろうな。。。









                



これは、私を含めたすべての存在は奇跡を起こせる・・・


ということに気づく一大イベントだった。





そして、これからまた、新たなる次元でのアトラクションが幕を開ける。。。







                   《 歓び 》




                




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