海外移住をしたいと思った理由の一つが、
男尊女卑や男女の役割みたいな価値観が嫌いで、
男女が平等な国に住みたかったから。
私の実家は典型的な昭和の男尊女卑家庭。
父親は家事を一切せず、家族の事よりも自分の事を優先する人で、
母親はパートで働きながら、料理・洗濯・掃除・育児・
その他諸々モロモロモロモロ~の家事を全部していた。
なんでこの人(父親に対しては”この人”とか”あの人”が一番ピッタリした言葉だった)は
母親がこんなに疲れているのに、テレビばかり見て何もしないのだろう?と
子供の時からずっと思っていた。
母親は、家事は女がするのが当たり前と宗教を信じるように信じていたので、
何も疑問に思っておらず、
娘の私には「女なんだから手伝え」と言い、
兄には何も言わなかった。
家事を全部一手に担い、育児もして、更に仕事??
いやいやいやいや、絶対無理でしょ?!って子供ながらに思っていた。
これっておかしい!と。
なので、カナダにホームステイをした時に、
ホームファザーが仕事から帰ってきてから、
家の事を色々するのを見て(ホームマザーは専業主婦だったにも関わらず!)、
「家事もして子供達とも仲良しで、すごく良いお父さんですね!」と
思わず言った事を覚えている。
で、その時そのホームファザーが
「日本人は皆揃って同じ事を言うね!」と言った事も。
私の年齢より上の世代は、「家事・育児は女の仕事」と
男性だけでなく女性も当たり前と思っていた(今でも思っている)と思う。
ただ、若い世代や東京で働いている人達の感覚は違うなと感じる事もよくあった。
若い世代では、共働きなら家事は二人でするのが普通でしょ?!
って思う割合は多いなと感じるし、東京で働くようになった時、
東京で働く男性は紳士的というかオープンマインドな人が多いなと感じた。
料理ができる男の人も多かった。
それでも今コラムやエッセイ等を見ていると、
20代、30代の人達でも男女共にまだ家事は女の仕事と思っている人がいて、
「え?今でもまだそんな風な意識なの?」と
人の意識はすぐには変わらないんだなと改めて思う。
今、無事にオランダで、
家事は二人でするのが当たり前と思っているパートナーと住んでいる。
人の意識を変えるのは難しいから、
元々そういう男女平等の意識がある国に行くと10代の頃に決めた。
ただ、決めたけれど、どうやって海外移住が実現できるのか分からず、
本当に試行錯誤の20代、30代だった。
本当に実現できるのか、辛くて不安な道のりではあったけれど、
諦めなくて本当に良かった。