決められない | 行雲流水

決められない

ロシアのウクライナ侵攻の余波を受けて

 

G20サミットではまたもや共同声明が決められない事態となりました。

 

民主主義では合議制が一番ですが、決められないと組織の機能不全とか言われます。

 

決めやすいのは独裁政治ですがこれは怖い一面をもってます。

 

ただ決められないのは困ると難しいですね。

 

世界は多様性を尊重する方向に向かっているから

 

私の言うことを認めてよ、その代わりあなたの言い分も認めるからということで

 

お互いの言い分を認めていたら、結局決まらなくなるのでは?と思ってます。

 

戦国時代を招いた応仁の乱も政府閣僚の後継者が「決められない」ことから起きました。

 

家臣にとっては土地の裁定を誰に頼んでよいかわからない、ならば実力で切り取り勝手となったわけです。

 

個々の閣僚のしがらみが強すぎて決められなかった8代将軍、足利義政

 

その2代前は独裁色が強く恐怖政治を敷いた6代将軍足利義教

 

6代将軍は家臣に暗殺されます。

 

暗殺を目の当たりにしているから、その反動で8代義政はわざと決めなかったのではとも思います。

 

昨日の鎌倉殿の13人、27話

 

源頼家による新政権発足。

 

でも個々の思惑を秘めた宿老13人による合議制。

 

ついにタイトルの13人がそろいました。

 

どんなパワーゲームを展開するのか。

 

13人で意見がまとまらなければ、家臣は離れてしまいます。

 

早々に退場しそうな梶原景時。

 

梶原の雑色であり汚れ仕事担当の善児の処遇は?次回も面白そう。