部分最適ではなく全体最適をめざしましょう
厚生労働省の旗振りで始まった新型コロナウィルス接触確認アプリ「COCOA」が
サービス開始から19日で2ヶ月を迎えたらしい。
そもそもアプリって何?のガラケー民にとってはわかりにくいです。
登録者は1390万人で日本国民の10%以上が登録しているみたいですね。
でも運用上、自分が陽性反応者としてわかった人が300人強しか入れてないみたいので
想定したよりもずっと小さい範囲での接触確認になっていると思います。
当たり前ですが陽性の人が感染したと申告しなければ、周囲は何もわからないわけです。
この6月19日以降の2ヶ月で3万9千人の確認がされているわけですから1%未満の申告となります。
どれだけ運用されているかというとかなり疑問視しています。
bluetoothを常時使っているとバッテリーの消費が激しいらしいのも問題だし、
実際、接触の疑いがありますと通知が来てもすぐにPCR検査は受けられず、待機を要請されるだけらしい。
いたずらに不安だけをあおられて待たされているだけの状態で、このアプリの存在意義というか実用性が疑わしいです。
せめて通知が来たら優先的にPCR検査を受けられるとかであればまだ良いのですが、
結局、部分的なものしか見ていないので後工程に全然つながらない。
登録はしなさい、しなさいと急かされるものの、効果は懐疑的。
一部の工程のスピードや量を多くしても成果は一定に留まってしまう、ボトルネック工程の見本みたいな政策です。
提言した官僚としては登録数が増やせれば成果なのかもしれないけど、
保健所やPCR検査機関はより過酷に複雑になっていく現状がそこにはあると思います。