エレガントな皆さま、こんばんは。

 

 

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自己評価がカメムシでもハッピーに生きてる
フリーカウンセラー ミハルです

これ、本気でキャッチコピーに決めようと思います!

さて。本日はミハルと家族について書きます。
なぜならつい先日、うちの母が検査を受けることになったからです。

それを聞いたとき、だーっと涙が出てきました。
おどろいた。
だってミハルにとって、母はいつでも鬼門で、折り合いが悪いことがずっと悩みの種だったからです。
それが、検査を受けるって聞いただけで、泣けるとは……。
ちょっとその辺、深掘りしてみたいと思います。


ミハルの中にはずっと3歳の子どもがいます。
子どもは銀のスプーンを持ったまま、立っています。
これが、私にとって最大のキズ、でした。

キッカケは些細なことで。
3歳のミハルは友だちと遊んでいました。ちかくにママチームもいて、どこかからの帰り道だったと思います。
子ども同士で話していて、一番大事にしているものをお互いに自慢していた。

ある子供は新しいリカちゃん人形で。
別の子は三輪車で。
そしてヒスイの自慢は、ピカピカのスプーンでした。
ちょうど前日、母からお下がりのスプーンをおままごと用にもらったんです。
ほんもののスプーンですよ、キッチンで使うやつ。
まだ、光っていました。顔がうつるくらいに綺麗だった。

でも、ともだちは信じてくれません。
そんな大人が使うようなものを、子どもにくれるはずがない。それが共通認識でしたから。
どれだけいっても信じてくれない。ムカついた私は後ろにいる母を振り返って、
「おかあさん、ミハルのスプーンはほんものだよね!」と叫んだのでした。

ところが、母の答えは、
「まー。なに言ってるのよ。ねえ?」

ママたちの会話に割り込んだミハルの声は、なごやかに、流されてしまったのでした。


どうってことない、会話です。
どうってことは、ない。
しかし、私にとっては世界がこわれた瞬間でした。

母は、私の味方ではない。
世界は、ミハルの味方ではない。
私は私の足で立っていなければならないのだ、と身体で理解した瞬間でした。


大げさですね(笑)。
大げさですが、それはほんとうに『世界の崩壊』であり、ひとつの予兆、でもありました。
なぜならスプーン事件の半年後に弟が生まれ、家族は弟一点に集中することになったからです。


ここにもまた説明がいると思う。

ミハルと弟は3歳半はなれています。それだけならただの姉弟ですが、彼の場合はちょっとちがった。
うまれながらに、持病がありました。
それも「治る可能性もある、かもしれない。治らないと社会生活上まあまあ厄介」という難病でした。

「治る可能性がある」となると、親はどんな手段を使ってでも、治したくなる。
これは親である今のミハルには、痛いほどよくわかります。
親であるなら、どんな事をしても子供の病気は直してやりたい。
たとえ、もうひとりのこどもに、どんな我慢を強いてでも。


いまなら、両親の考えが分かります。彼らは長い目で見て、
「ここで病を治しておかないと、ミハルには『障碍者の兄弟』という負担がかかる。
 ミハルに一生の荷物を背負わせないためにも、今だけは我慢してもらおう」って。


だけど、その時のミハルはまだ4歳ですからね(笑)。
誰かが説明をしてくれたわけじゃないし、説明されても分からんし(笑)。
だからもう、世界じゅうすべてが、同じことを言っていると感じたわけです。
「4歳で、独り立ちしな、ミハル。それがおまえの役割だから」って。

そしてミハルは、自分の足で立ちました。
それ以来、自分いっぽんで、生きてきました。

母は、弟を連れてありとあらゆる病院を回り、手に入る限りの金と、持てる以上の時間と体力をつぎ込んで、弟をなおしました。
状態が落ち着き、障害が残る可能性がゼロになった時、ミハルはすでに高校生になっていました。

母が、
さあ、これから長年がまんさせてきた娘に手をかけよう、ってふりかえったとき、私はもういないわけです(笑)。
だって、高校生。
もうじき大学生でしたから。

こうやって、3歳で崩壊したミハルの『母のいる世界』は、崩壊しっぱなしのまま修復されずにいたのでした。


それが、どうして今になって「母が検査する」ってだけで、泣けたか(笑)。
キレイごとは言いませんが、現在受講中のカウンセラー養成講座で得たものが、大きいと思います。


根本裕幸カウンセラーの指導のもと、24人の受講生=お弟子たちは、じぶんの過去や現在のことを、だいぶ赤裸々に話し合います。
どれくらい赤裸々か、っていうと、

まあ、ここじゃ言えんような黒歴史がべらべら話されているんです(笑)。文春砲も真っ青よ(笑)。
誰もが、こころの奥のけっこう深いところにしまい込んであった秘密も、おしげなくしゃべりまくる(笑)。
それができるだけの空気感が、あるからです。


お弟子なかまと自分のことを話すうちに、
ミハルの中の3歳児から、泣き顔が消えました。
まだ笑っていないですよ。そう簡単に笑えるかよ、ウン十年泣きつづけてきたんだから(笑)。

だけど、今は泣いてないです。

あれはもう、ただの傷アト、になりました。
それもミハルにとっては、『この傷があるから、やれることがある』というほどの、
大事な傷跡になりました。


もちろん、結婚した事や自分の家族を持ったということも、
大きな役割を果たしました。
自分でも現状に満足している。
その状態だから、じぶんと深くむきあうようなお弟子講座に行こうと思ったし、
カウンセラーの学びを得たいとおもいました。

いま、仲間がいるから3歳のミハルはようやく泣くのをやめました。
いま、ミハルとミハルは手をつないでいます。


だから、おかあさん。
検査結果、なんともないといいね。




さて。
こんなミハルを、すんばらしく紹介してくれた若い友人がいるので、
ここでシェアしておきましょう!

まきこちゃん。

 


根本裕幸カウンセラーのお弟子講座で、どれほど深い愛情にふれられるのか。
まきこちゃんのブログを読んでいただければ
伝わると思います。

一生のうちで、これほど深く自分を見ることはないでしょうし、
仲間とともに見ることは、ぜったいにないだろうと思います。

死ぬまでに、こんな仲間は二度と出会えないと思います。
ありがとう、みなさん。

 

ええ冥途のみやげになったわ(笑)!

まだ死なんけどね(笑)


 

 

燃え尽きるまで止まれないひとのための
ユルユル系カウンセラー、ミハルです。
地の果てまで、徹底的にアナタの味方を
いたします。