あぁ~・・・あたし何してるんだろー。
航ちゃん、きっと変に思ってるよなぁ・・・。
彩乃は一時間目の授業中、ずっと今朝の事を考えていた。
ちょっとあれは態度に出しすぎた・・・かな?
なんて、今頃思ったって遅いに決まってる。
そんなことを考えていると、コツンと後頭部に何かが当たった。
(何だ~・・?)
先生が黒板に字を書いているときを見計らって、
さっとイスの下に転がった“それ”を拾った。
拾ってみると、それは小さく丸まった紙くずだった。
その紙くずを音をたてないように広げてみると、
そこには見慣れた字。
『何さっきからボーっとしてんの-??
いつでも相談乗るよ♪ By.麻奈美☆』
麻奈美・・・。
後ろを振り返ると、麻奈美がこちらを見てピースサインを送っている。
麻奈美は幼稚園から幼馴染で、
中学卒業後も、たまたま同じ高校を志望し、
ふたりとも無事合格。
今では同じクラスで大の仲良し。
お互いの恋愛トークだってよくする。
彩乃と航のことも、もちろん知っている。
彩乃と航の恋は立場上、何かと悩み事も絶えない。
そういうとき、麻奈美はいつも相談に乗ってくれた。
麻奈美はいつも彩乃のことを理解してくれた。
かけがえのない存在のひとりである。
彩乃は次の休み時間に麻奈美に
今悩んでることを打ち明けることにした。
ありがとう
その言葉を口にするのは簡単だけど
それを伝えるのは決して簡単じゃない
だけど
恥ずかしがらないで
もっと素直になって
そしたらきっと
きっと強い自分が見つかるから
頑張ろう
- つ づ く -

クリックお願いします






クリックx02


