アトピー性皮膚炎の治療は3本柱。

  1. スキンケア
  2. お薬による治療
  3. 悪くさせる要因への対策

 

 

今日は

 

1.スキンケア

についてお話します。

 

アトピー性皮膚炎の方は、乾燥肌がありもともとさまざまな刺激からお肌を守るはたらき(バリア機能)が弱く、少しの刺激で痒みや湿疹が起こります。

 

乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を保つためには正しいスキンケアがとても重要です。

 

 

スキンケアの基本は、入浴と保湿です

 

 

入浴

石鹸や洗浄剤はしっかりと泡を立てて、泡で洗いましょう。

泡で出るタイプの洗浄剤も最近はよく販売されています。

 

洗う時は、基本てきには手で泡を滑らせるようにして洗いましょう。

ナイロンや麻などの固いタオルなどは避けましょう。

 

流す時は、ぬるめのお湯で石鹸成分や汚れをしっかりと落としましょう。 

残った石鹸成分は肌に刺激になることがあります。

熱いお湯は、その時は気持ちが良くても後から痒みをおこす原因となります。

 

 

 

お風呂につかる時は、ぬるめのお湯に短時間ですませましょう。

長時間お湯につかるとふやけてバリア機能の低下したり、熱いお湯は痒みをおこす原因に

 なります。

 

 

ふく時は、柔らかいタオルで包み込むようにしましょう。 

こすってふくと肌を痛める原因になります。

 

 

 
 

保湿

まずは入浴後5分以内が勝負!!

入浴後柔らかいタオルで包み込むようにふいた後、まだお肌に潤いが残ている間に保湿をするようにしましょう。

お風呂からあがって5分以内にはするようにしましょうね。

 

 

1日2回の保湿が理想

アトピー性皮膚炎の方は、一日1回の保湿では不十分なことが多く、できるだけ一日2回保湿をするようにしましょう。

入浴後と、朝起きて着替える際に保湿するのが便利ですし、習慣づけしやすいと思います。

 

 

自分に合った保湿剤をセレクト!

保湿剤は市販のものでも様々なものがあり、ローションタイプやクリームタイプなどご自身が塗りやすく、塗った効果が感じられるものを選びましょう。

アトピー性皮膚炎の保湿では、病院での処方も可能です。

 

 

塗る量と塗り方が重要!!

何を使って保湿するかも重要ですが、それ以上に重要なのが塗る量と塗り方です。

 

 

塗る量の目安として、1フィンガーチップユニット(1FTU) という考え方があります。

 

 

チューブ入りの保湿剤でしたら、人差し指の第一関節くらいまで絞りだした量、液体の場合は1円玉大くらい出した量が1FTUで、この量で手のひら2枚分くらいにぬるのが適量です。

 

塗った後、少しベタベタしてキ光を反射し、ティッシュをおくと落ちないくら塗りましょう。

 
 
 
 
 


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