-絵は祈り、絵はもう一つのあなたの言葉-
人生という時計の午後は、ガツガツ何かを得ようとするより
ゆっくり静かに「自分を見つめる」時間帯なのだとか。
そんな時間帯には「描く」がなんて似合うんだろうと、つくづく思うのです。
描く眼は幸せ探し名人の眼。
描くはゆっくりと自分と語り合う時間。
あなたは今日、どんな ” 世界の素敵 ” を見つけましたか?^^
昨夜の我が家はハヤシライスでした。
このハヤシライス、、最初の出会いが
私の中ではちょっとネガティブでしてね、
実は長いこと
「(密かに)苦手な食べ物No.1」だったんです(^^;
というのも、小学校1年くらいだったでしょうか。
キッチンに響く母のまな板の軽快な音と
玉ねぎ、牛肉の姿をちらりと見て、
私、勝手に「今日はカレーだ!!」って喜んだんです。
ところが、食卓にお皿が並べられても、
あのスパイシーな食欲をそそられる香りがしてきません。。
えー、、、どういうこと???
って子ども心に訝しんでいましたら、
母はまるでカレーをよそうかのように
カレー皿にご飯をよそって、
その上にカレーらしきものをかけているではありませんか。。
ん~、、でも、、、匂わない。。
それが、私の実家に初めてハヤシライスが登場した場面でした。
とりあえず食べてみようと、
とうとう一口目を口に入れた時、
当時、小1生でカレーライスぞっこんラブだった私は心底がっかりしました。
「こ、こいつ、、カレーの真似してるくせにカレーと違う!」
il||li_| ̄|○ il||li
きっとね、先入観なしに食べ始めていたら、
私はあと20年早く、ハヤシライスが好きになってたと思うんです。
だけどあの時は、私のお口も胃袋も、
「ウェルカム・カレーライス!」状態でした。
なんなら嗅覚までカレーにむけて全力投球していました。
だからあの時、
どうしてもハヤシライスという謎の食べ物とは仲良くなれなかったんですよね。。
月日は流れ、
そんな私も、自分に子どもができたら
ハヤシライスを作るようになり、いつの間にか、今では好きになっていました。
だから作るたびに、お空の上から母が
「ほらー!やっぱり好きになったでしょー?」
と私を見て大笑いしてる気がします^^
ちなみに、私が作るとマッシュルームとグリーンピースは必須です☆
そしてオムライスにかけたり、ハッシュドポテトに添えたり、
いろんな食べ方もするようになりました。
ちなみにちなみに、今朝の娘はフワフワ卵のオムライスを作って
その上にハヤシソースをかけていました。(彼女自作)
ああ、子どもの頃のへんてこな思い込みで
で食生活にハヤシライスを導入してこなかったこの20年がもったいなかったなーー!!
でも、そんな風に、
先入観や思い込みをもっていると、それが
せっかくの世界の広がりを、時に、妨げたりしますよねー。
ええ、玉ねぎとお肉を見たら脊髄反射でカレーだと思い込む私程度には。。
今回のzoomは金魚だったのですけれど、
仕上げ近くに絵に楽しいアレンジを入れるデモンストレーションの時に、
「絵の中に歌を入れてもいいんじゃない?^^」
ということで、
こんな風にこのシーンに流れる「音」を入れました。
観る人によって、歌や音に感じる事もあるでしょうし
空気の流れだったり、時間の流れだったり、
受け取りたいように受け取って頂けるんじゃないかな?と思います^^
今日のKさんは、
「絵に音を入れるなんて発想無かったですー!('o')」
と驚いておられましたが、
ぜひぜひ新しい世界にも手を広げて楽しんでみていただきたかったんです。
とても叙情的な世界感を表現される方なのですよ^^
というわけで、こんな風に
形のないものも絵として描き入れてみる工夫をすると楽しそうですよねー。
音楽、
せせらぎ、
風の音、
波の音、
香り、
感情、
温度、
ボリューム感、、、
あなたなら、どんなものをどんな風に入れ込んでみたいと思いますか?^^
ーお知らせー
近々スクール生さんをお二人だけ募集します。
これは、講座にはない図柄も、ご自分の描きたい図柄でも、
杉本のサポートをリクエストしていただけるフリーのマンツーマンレッスンです。
通常、絵を描く人は裏方仕事を表には出しません。
下図の作り方や構図の決め方、
(版画パステルの場合は)型紙の作り方や
習作(試しの小作品)を人に見られる、、
なんてことは、公開することはないんです。
そう、最終の”完成品”だけをさらーーっと世に出しているんですよ。
だから生徒さんたちとお話ししていて一番多くお聞きするのが
「絵を描く人って、最初っから一発であの大きな完成品を描くんですよね?」
(=だから上手く描くってああいう風に最初からババーン!と描けるってことですよね?)
(=ってことはやっぱり私には絵は描けないって事ですよね??)
という全然間違ってる思い込みだったりします。
いえいえ、そう思ってるかぎりね、
「自分に絵は描けるわけがない、、(Τ◇Τ;)」という壮大な勘違いが止まりません(^^;
↑
もちろん昔の私も同じでした
なので、普通の方にとっては謎な、
場面場面での、
「絵のスタートって実はどこから?」
「どんな選択肢があるのかな?」
「どんな理由で”それ”を選んだの?」
「ちょっとしたコツの引き出しを手っ取り早く増やしたいんだけど、、」
という、【特定の図柄だけを模写するように描く】のではない
【絵を描くという作業の正直な姿や世界】ごと!ご習得いただくのが
このスクールという名のマンツーマンレッスンです。
必要なスキルや知識は、必要に応じて私から引き出していただけます。
時には私も描いたことがないモチーフのリクエストですと、
文字通り、
イメージを固める段階から設計、
試しから仕上げへ、、と、
考えながら迷いながら、試し描きしながらの様子も、まるっと裏方仕事までご一緒していただけます。
私の口からブツブツと漏れる思考のかけらまで(笑)
もれなく目撃していただき、
どうぞご縁ある方の肥やしにしていただけたら冥利に尽きますです、はい^^
「別にそこまで学びたいわけじゃないわー」と言う方は
通常の講座をお待ちいただけますと幸いです^^
ではでは、もうすぐスクール生さんの募集をしますので
ご興味のあるかたはどうぞ楽しみにお待ちいくださいね!
メルマガ読者様だけに募集をかけています。
今日も明日からもずっとずっと、
あなたの心に触れるすべてが幸せなことでありますように☆

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あなた好みのパステル画に出逢えますように!(*^^*)
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絵描きの眼は世界のいいところ探し名人の眼。
夫が、家族が大好きで、
生徒さんが大切で、
世界の美しさに感激しつづけたくて、
自然の厳しさ強さに感動したくて、
命の智恵をリスペクトしたくて、
自分の真ん中から、指先から、生まれる世界を知りたくて、
今はパステル画でそんな対象を描いては毎日を楽しんでいます。
私の思う「描く」って、
自分の心と向き合い、
大自然や命たちと呼吸をあわせ、
これまでの思い出を総動員して、
今いるこの世界を
慈しみ、愉しみつくす経験の記録&分かち合い。
それは神さまとの会話だと思ってて。
そんなさり気ない日々にあふれてる
感動と感謝をあなたとも分かち合えたら嬉しいです。

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