ハバナでどんなランチを食べていたか | キューバで気づいた本当に大切なこと

キューバで気づいた本当に大切なこと

14年勤めた会社を突然休職して、向かった先はキューバ!キューバの驚き事情や、最新情報、メキシコの美しい街などなど、徒然なるままに。

旅行に行ったらお楽しみの一つのランチ。観光客であれば、だいたいはツアーに含まれているでしょうし、ついていなくても、ハバナビエッハに行けば、まともなものが食べられます。ライブ演奏がついたレストランで、メインで1000円~2000円。日本やアメリカと変わらない値段です。

 

たまには学校の友達とレストランやカフェに食べにいくこともありましたが、10ケ月も滞在することにもなれば、毎日そんなものは食べていられないので、現地の人がどんなものを食べているのかを横目でみながら、色々試してみました。

 

まずは大学の近くで、コッペリアの向かい側にある店。スペイン語で「La casa del perro caliente」とある。「熱い犬の家???」。熱い犬・・・・つまり「Hot Dog」でした爆  笑

一つ10CUP (2018年10月)、約40円。高校生や男性は一人で2つ注文します。パンにさらっと火を通したソーセージが入っているだけ。ケチャップとマスタードが置いてあって、それをかけるだけ。最初はあまりのそっけなさに驚きましたが、なれてくると、その素朴な味わいがくせになります。

 

だいたいの店で売っているのは、サンドウィッチ。今や、日本やアメリカで人気の「キューバンサンド」はアメリカオリジナル。実際のキューバのサンドウィッチとはまったく別モノ。キューバのはパサパサしたパンにハムやチーズが挟まっていて、お店によっては、鉄板で焼いてくれますが、半分以上の店では、焼かずにそのまま渡されます。バターなんかが塗ってあるわけではないので、温まってもパサパサなまま。こちらも一つ10CUP前後。

 

そして、私が意外とはまったのはこのピザ。ピザもいろいろ食べたけれど、このピザが最高。青空マーケットの端っこにあるお店で売っているのですが、毎日、常に10名くらいが並んでいます。直径17㎝くらいのピザは店の裏で丸い鉄板に乗せられ、店に運ばれてきます。店頭のオーブンに一度に10枚くらいいれられ、5分後くらいには熱々のピザが完成。

 

 

種類は一つでチーズとトマトソースがかかっているだけ。なのですが、生地は柔らかく、チーズがたっぷりで、ジューシー。キューバ人はピザをオレンジジュースで流し込みます。とはいえ、このオレンジジュースは、粉を水でといたような甘いだけのもの。私は氷入りのラムを飲んだおかげで、二週間おなかの調子が悪くなったため、このキューバ人用の飲み物は一度も飲みませんでした。

 

すでにお気づきかと思いますが、これらの店にはお皿やフォークなどはありません。ホットドッグであろうと、ピザであろうと、紙にはさんで渡されるだけです。

そして、これらの店にはイスはありません。あってもカウンターのみ。基本、立って食べる、あるいは歩きながら食べるのがキューバ流のランチ。最初はどぎまぎしましたが、なれれば平気になりました。まさに、郷に入っては郷に従え!