(116)新原・奴山古墳群 30号墳(全長54m・前方後円墳)


パンフレットにもよく掲載される古墳

新原・奴山古墳群は福岡県富津市の台地にあり、

前方後円墳、方墳、円墳からなり遠くに玄界灘を臨む。

現在残っているのは41基とされ、第30号墳は5基の前方後円墳のうちの一つで

高台の展望台からよく見える特徴的な古墳。

 

 

墳丘の規模は全長54m・後円部高さは8m・前方部高さ6.5mで、

 

後円部直径は目測で27m程度、方部幅は30m程度か。



墳丘には葺石が見られる。

墳丘上で須恵器の甕や高坏が出土


築造は550年ごろ(6世紀中頃)


埋葬施設は後円部に横穴式石室があるらしいが未調査だった。



2021年8月時点で後円部の保存修理をかねての発掘調査が始まっていた。


 

2022年5月現在の発掘成果は不明。

引用・現地案内版・『国指定史跡 津屋崎古墳群 整備基本計画』に関する再検討「新原・奴山古墳群の整備計画」・富津市役所教育部文化財課発行のパンフレット