コーエーテクモゲームスは、9月30日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『QUANTUM THEORY(クウォンタム セオリー)』の新情報を公開した. 本作は、侵蝕(しんしょく)によって内部構造が変わる"塔"を舞台に戦うアクションシューティングゲーム. プレイヤーは黒き破壊者・シドとなって、謎の女性・フィレーナとともに、塔の中で生まれた生命体と戦いながら最上層を目指す. 銃を使った攻撃だけでなく、フィレーナを投げたり、フィレーナと同時に近接攻撃を仕掛けたりといったコンビアクションも用意されている. 前回の記事 では塔に入るまでを紹介していたが、今回は塔に入った直後の模様をスクリーンショットとともに紹介する. フィレーナと出会い、戦うまでにどのようなイベントがあるのかチェックしよう. 塔に侵入したシドと、義勇兵リーダーのフランツを待ち受けていたのは、塔を守るために生まれた生命体"ノスフェラトゥ". ノスフェラトゥの"レイダー"はランチャを持っている. また、塔のいたるところにいるノスフェラトゥの"ガード"は、統制がとれた攻撃を仕掛けてくる. カバーしていると回り込んでくるノスフェラトゥの"ストーカー"、防御力が高く近接攻撃を好み突進してくる"ファランクス"(右画像)などが現れる. 敵の弱点は、多くの場合で頭だ. うまくエイミングし、ヘッドショットを狙おう. 見事ヘッドショットが決まると、相手を破壊することができる. シドの目の前に突然現れた女性・フィレーナ. 彼女はノスフェラトゥたちを一掃すると、どこかへと消えてしまう. フィレーナは塔の中で何をしているのか? 部屋の中央にあるのがルミナンスリアクター. ルミナンスリアクターから放出される光の帯はすさまじいエネルギーで、触れるとダメージを受けてしまう. リアクターを破壊しようとしたシドに対して、フィレーナが斬りかかってくる. 彼女と戦わなければ、先には進めない. ホンダとナイジェル・マンセルをこよなく愛するYK3が、コードマスターズさんから10月6日に発売されたPS3/Xbox 360版『F1 2011』を遊んでみましたので、レポートをお届けしようと思います. え、ナイジェル・マンセルを知らないって? まあWebで検索してみてくださいよ. F1の歴史の中でいくつもの伝説を作ったドライバーですから. さて、この『F1 2011』ですが、今年の出場マシンを忠実に再現すると同時に、前作の『F1 2010』で確立したシステムを大幅に進化させたRCGです. どんなところが進化しているのか、序盤をプレイしながら確認していきましょう. その前にゲームモードをざっと見てみると、ドライバーの生活を疑似体験できるキャリアモードをはじめ、好きにコースを並べ替えてシーズンを遊べるグランプリモード、オンライン対戦ができるマルチプレイヤーモードなど、おなじみのモードが並んでいます. そこに、今作から"CO-OPチャンピオンシップ"モードと画面分割が追加されました. 通常、F1のチームは2名のドライバーがいるのですが、自分の他にフレンドを2人目のドライバーにすることができ、シーズンを通して一緒に走ることができるという斬新なモードとなっています. 今回は時間がなかったのでプレイできませんでしたが、かなりリアリティにあふれるモードになると思います. 成績がよければファーストドライバーになり、ちょっと優遇されるようなので、フレンドといえど負けられない戦いが繰り広げられると思います. ひとまず今回は、キャリアモードをチョイス. 前作は記者会見からのスタートでしたが、『F1 2011』では屋外でのインタビューから始まります. ここで名前やプロフィールなどを答えた後、トランスポーターに入り各種説明を受けます. 前作ではエージェントのおばちゃんがいたのですが、今回は見当たらず. 代わりにPCが置いてあり、そこでメールの受け取りや順位、天気予報など様々な情報がわかります. 早速PCをみてみると、スタート時にウィリアムズを選んだので、なんとあのフランク・ウィリアムズからメールが! やばい、ゲームの中とはいえ結構うれしい(笑). ちなみに今回姿が見えなかったエージェントさんは、メールで連絡してきていました. ちょっとハイテク化... ってこと? 最初に選んだのはウィリアムズチーム. 最近はちょっと調子がよくないようですが、名門復活に向けて頑張っていただきたい! ひと通りトランスポーターの中をチェックし終えたら、まずは公式練習のためにガレージへ. ここでちょっとおもしろいのが、"R&D OBJECTIVE"というメニュー. ここで指示される課題をクリアすれば、開発が進みマシン性能が少しアップするというものです. そう言われるとクリアしとかなきゃって気になりますよねー. これにチャレンジしているうちにコースにも慣れて、一石二鳥ですわ. 早速コースに出てみます. 第1戦なのでオーストラリア・メルボルンのアルバート・パーク・サーキットですが、一見してグラフィック全体が底上げされているのがわかります. コードマスターズ独自の"EGO"というゲーム開発エンジンが改良されて、よりリアルな空気感が表現されているんだとか. やっぱり背景がリアルになればなるほど没入感というか、ゲームの世界の中に入り込めますから重要なところです. ちなみに実際のF1では、今年のレギュレーションでDRSとKERSという2つのシステムがマシンに搭載されるようになりました. DRSはリアウィングが動いて空気抵抗を減らすもので、KERSは電気的にパワーアシストをする装置です(本当はもっと細かい説明があるといいのですが、詳しくはWebで! ). もちろん、ゲームにもこのシステムは導入されていて、どこで使うかが勝負のカギになってきます. 当然他のチームも使うので、緊迫感たっぷりのバトルを楽しむことができるというわけです. ここに写っているヴァージン、HRTはKERSを搭載していません. 他の搭載チームとちょっとだけ画面表示が違います. 今回からセーフティーカーが導入されました. ちょっと大きめなクラッシュがあった場合に登場します. さて、予選を走る前に音声で説明がありました. なんでも、チームメイトよりもいい成績を収めるとファーストドライバーとして扱われ、セッティングの方針などで自分の意見が優先されるとか. ちなみにウィリアムズでは、ルーベンス・バリチェロがライバル. 百戦錬磨のベテランですが、ガツンと結果を出して俺様が上だってところを見せてやるとしますかね! いよいよ予選となるわけですが、取り急ぎすべてのアシストがついたセッティングでスタート. ブレーキアシストも付けたモードでプレイしましたが(横着? )、前作と比べて多少アシストがゆるめというんでしょうか、過剰なブレーキングが少なくなった感じがしました. つまり、コーナーもステアリングを切るタイミングさえよければ、前作よりも若干スピードを落とさずに回れるようです. 逆にコーナーへの入り方が悪いと、サクッとコースアウトするようになりました. なので、ブレーキアシストをつけていても、感覚に慣れれば結構いい走りができそうです. そもそもこのブレーキアシストはレースゲーム初心者でも安心のシステムですが、ちょっと慣れてきて中級者に向けて1歩踏み出そうとしている人にも対応してくれるという、スマートさを感じました. 予選が終わり14位、まあまあですかね. そうでもない? ま、腕前は置いといてついに決勝です. 緊張しながらもいざスタート! F1は常にスタート直後の第1コーナーは大混乱となるわけですが、このゲームではその混乱もリアルに再現されています. 易しいモードにしているとマシンは壊れませんが、1個上の普通モードにするとフロントウィングなんか接触で簡単に飛んじゃうので、油断できません. そう考えると、リアルのF1ドライバーはよくもまああんな混雑の中、接触もせずに(結構してる時もありますが)順位を上げたりできるよなー、と感心してしまいますよ. なんとか混雑を抜け出し、真ん中くらいの順位をキープしながら抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げ、初戦は8位入賞. 一応スターティンググリッドより上に行けました. こんな感じでレースを進めていき、成績がよければ他のチームから移籍オファーが来たりして、ワールドチャンピオンを目指していくという流れになります. 早くフェラーリとかレッドブルに乗りたいぜ~. キャリアモードだけではありますが振り返った感想として、F1というものをとことんまで楽しめるゲームだなと思いました. レース部分の駆け引きはもちろん、ドライバーとしてF1の世界で生活できる楽しさと緊張感も体感できるという、それでいてRCG初心者から上級者まで幅広く楽しめる... これ以上ないというくらいの詰め込み方で遊び応えは抜群です. F1日本GPの興奮も冷めやらぬ中、ゲームの中でもあの感動を味わいたいと思う人には、RCGの腕前問わずオススメですよ! (YK3).