とある集まりのために、家から1時間、ちょっと郊外へ車で行きました。
午前中から会議だなんだとあり、夕方帰ろうかなという時、駐車場で声をかけられる
「みぐこちゃん、猫好きだよねー?」
付いていってみると目も開いていない、みるからに乳飲み子が2匹ダンボールの中にいるじゃありませんか
聞いてみると朝車を停めて、戻ったらボンネットの中で声がしたんだそうな。
どうもボンネットの中で出産し、そのまま育児放棄されてしまったよう。
とりあえず出した、そんで水もあげてみたけど飲まないって当たり前
生後間もない仔猫、半ば強制授乳しないと1人で水飲んだりしないし。
トイレだってポンポンしてあげないとしないよ
車の持ち主、そこに集まっていた人達、誰も育てられないと。
私も猫3匹で飽和中、しかも今スケジュール的に3時間おきの授乳とかできないし、その大きさの仔猫はちょっとしたことで急変するので昨年助けられなかった苦い記憶もある
もっと知識と経験のある人が育児をしていたなら、育ったのではないかという思いが捨てられません。
要するに育児には経験不足&時間不足。
そのまま駐車場に置いて帰ろうということで話はまとまっていたようだけど、それではほぼ100%助からない
一旦人間が動かしてしまったら親猫はまず迎えにきませんし、数時間おきに授乳が必要な仔猫を半日放置してる時点でそもそも望み薄です。
しばらく悩みに悩んで、その場であずき&しらたまのお里のボランティア様に相談させて頂きました。
「縁あった命だからなんとか助けたいね」とおっしゃってくださり、とりあえず授乳期は育児して頂けることに
有り難いです
自分で面倒を見られないのに無責任じゃないかと思ったりもしました。
でも、声をかけられた友人とたまたま駐車場へ行くタイミングが一緒じゃなかったら全く知らなかったこと。
そこに私が居合わせた、私にはたまたま昨年ご縁があり相談できる人がいた。
そしてすぐに連絡が取れてオッケーを貰えた。
全て必然だったのだと思うことにしました。
朝からミルク飲んでないはず、急ぎ車に乗せて帰路へ
ミーミー鳴く声に、まだ体力はあると励まされながらも1時間は遠かったけど、無事ボランティア様宅へ。
測ってみると87gと86g。
かなり小さいので、あとは仔猫たちの頑張り次第です。
離乳したら精一杯里親さん探します
第一関門、お腹いっぱいミルクを飲むは2匹ともとりあえずクリアできました。
お腹いっぱいになったら鳴き止み、寝てしまいました。
そうやって繋いで頂いた命
あずきは姉妹でダンボールに入れられていたところを、しらたまはぽつんと1匹で保護されています。
粉ミルクで育てて頂いた子達。
もしも運良く見つけて貰えてなかったら、見つけたのが心無い人だったら、ボランティアさんが名乗りをあげてくださってなかったら...
紙一重でここには無い命だったと思うとゾッとします。
そして全ての仔猫の保護率で考えると、とても強運の持ち主だったと言わざるを得ないのです。
有り難いことに2匹とも1歳になりました。
ちび猫ちゃんたちのにゃん生は始まったばかり。
きっと素敵な出会いが待ってるはず
だから頑張れ