イチローが日米通算でヒット数がピート・ローズを抜いた。
日米通算というところが文句の付け所で何やかやという人がいる。
日本とアメリカではレベルが違うとか。
しかしイチローの場合は渡米してすぐに首位打者で最多安打を記録したし、メジャーは試合数が多いのだから、最初からメジャーにいれば今頃はもっと打っていたという説も成り立つ。
いずれにしても、条件が異なるのだから比較するのに無理がある。
昔、安倍譲二が刑務所にいたころ、
「王のホームランなんざ、アメリカに行けば半分ライトフライさ」といって巨人ファンの組員に前歯を折られた男がいたということで、あまり滅多な比較をするものではない。
比較対象のない新しい記録。
イチローで本当に感服するのは、怪我・病気の長期休養、極度の不振の連続などが全くないことである。
有名なストレッチと他人からは見えない日々の節制のたまものというほかない。
ところで、
今年、陸上短距離セントクリストファ・ネイビスのキム・コリンズという40歳の選手が100m9秒93の自己ベストを出した。
これもすごい話だ。