ここまで何回かに渡り、少子高齢化問題について書いてみた。
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先進国に共通の問題であって、日本だけが抱えている問題じゃない。
ただ、日本の少子高齢化問題が致命的だと感じてしまうのは、この国があまりにも無策というか「先送り」という策を講じたがるからだ。

ドラッカーは日本の先送りは過去有効に機能してきたと書いた。
一方で、今後は通用しないとも書いている。
僕は、今までも機能してきたと思いたくない。今までは、問題を顕在化させないよう変な努力をしてきただけだと思う。

日本の少子高齢化対策はもしかしたら手遅れかもしれない。


こんな記事を読んだ。
「少子化問題 30年の長期戦略」(日経新聞,2004.8.27,朝刊,19面)

フランスでは既に少子抑制効果が現れてきているそうだ。
同国の税制面の優遇策や未婚カップルに夫婦に近い権利を認める制度などが紹介されていた。
既に紹介したように、フランスや北欧では少子化対策が一定の効果を発揮しているが、これらの国は対策に着手してから30年かかって少子化が止まったそうだ。


個人的には、少子化そのものは問題であるとは限らないと思う。子供が少なくても成り立つ社会であれば問題視する必要はない。ただ、今のままでは少子高齢化社会は成り立たない。では、日本は将来どんな国になろうとしているのか? どんな社会を目指しているのか? それが明確でない(明確にしようとしない? 先送り?)から対策を立てられない。


良いか悪いか分からないが、シンガポールでは国が「デート斡旋サービス」を展開しているらしい。テレビ番組で見たのだが、個人的には違和感があった。忙しい、というのを理由に異性とのデートをサービス会社にアレンジしてもらって、ビジネスの合間の昼休みに食事を兼ねて会う。あまりにも合理的すぎる感じがする。ただ、無策よりは良いのではないかというのが僕の考えだ。


僕が移住を予定している国、ニュージーランドではグラフにあるように、出生率2.0前後を維持している。
「未知なる家族 - 少子化に悩む先進国 - 」という記事(日本経済新聞 2004.8.23 朝刊,7面)には、ニュージーランドの、『親が地域で共同運営し、子供の面倒をみる「プレイセンター」が普及、就学前の児童の一割近くが通う。育児中の親のための学習講座も併設。』という取り組みが紹介されている。そのことにより、『親が育児を楽しめて、キャリアアップもできる』のだそうだ。これが本当に少子化に歯止めを掛けているのかどうか分からないが、何かしらうまく機能しているのだろう。現地に行ったら肌で感じてみたいことの一つだ。

が、実は、僕ら夫婦にはまだ子供がいない。

「少子化の心配をする前に、おまえこそ子供を作れ!」という声が聞こえてきそうだが・・・。

いや、子供を作るときは少子化問題のことは忘れるよ。
子供は少子化対策として産まれてくるものじゃないからねぇ。

NZ移住が実現して落ち着いた頃になるかなぁ。