退職後の進路として起業を考えていた。
世界を相手にビジネスをしたいと漠然と考えていた。

世界が、日本が、どう変わっていくのか、どう変わっていくべきなのか、しっかり見極めながら、住み心地のいい空間づくりに貢献したい気持ちがあった。
それは、自分自身が社会に対して何か居心地の悪さを感じていたから。
単に、自分自身が異端なのかもしれないが、そうであるならばそれを確かめるためにも、日本以外の文化の中で暮らしてみたいと考えていた。

そんなとき、WBSの特集で豪州が取り上げられた。
テレビの取材だというところを差し引いても、僕の目にはとても魅力的に映った。
いろいろと調べてみると、かの国が移民を積極的に受け入れて成り立っている多民族国家であることが分かった。(恥ずかしながら、豪州についてあまりにも無知であった。)
もちろん、いろんな問題もあるだろうが、様々な文化が融合して魅力のある街・国家ができているような印象を受けた。

自分の目で観てみたい!
そんな環境で暮らしてみたい!

そう思った。

初めて、海外移住を現実的なものとして意識した瞬間だった。