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実家のアルバムにわんこそばに挑戦している

幼い私の写真があるのですが、

残念ながら全く記憶がありません。

いつかまた挑戦してみたいなぁと思いつつ
すっかり大人になってしまいました。

 

 

日帰りで盛岡に行くか…と思っていた矢先
関東でもわんこそばに挑戦できるお店があるという情報をゲット。
ご飯行こう系の連絡を入れるといつも秒で返信をくれる
友人を誘って、ついに先月行ってきました!

 

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新宿から約1時間。
東急東横線、東白楽駅。

 

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戦いの場所は閑静な住宅街の中。

 

2人だけど一応当日の昼お店に電話をして予約をしておきました。

※4名以上は要予約
お店に入って、早速わんこそばコースと
ドリンクをオーダー。

テーブル席とお座敷どちらも空いていたけど
雰囲気重視でお座敷に着席。

 

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藍染のエプロンを付けると一気に雰囲気が出ます。
 
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2人とも朝から何も食べていないので空腹マックス。

先に運ばれた付け合わせに手を出したいのを必死に抑える私たち。

 

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食べ物を前に生殺し状態。
人の良さそうな給仕のおばちゃんが来て説明してくれました。

 

時間制限はないけど席を立ったらその時点で終了
お腹いっぱいになったらお椀に蓋をする
つゆが溜まってきたら中央の鉢に捨てる
5杯食べたらおはじきを一個ずつ並べて自分で数を数える
女性は80杯、男性は100杯以上食べたら民芸品が貰える&記録ノートに名前を残せる
味に飽きが来たら薬味を加えたり味を変えてね
無理はしないでね

 

お椀15杯でかけそば約1人前だそう。
という事は、女性の目標80杯はかけそば約5.3人前。
5人前て結構な量だぞ(´⊙ω⊙`)

今回自分の目標は100杯に設定していたのですが
それってつまりかけそばにして約7人前。
80杯すら達成できないのでは…と不安が募ります(´・ω・`)
でも私は記録を残しに来たんだ。
…意地でも100杯は食べてやる!

 

 

 

「じゃあはじめますよー」

おばちゃんが厨房からそばの入ったお椀が沢山乗ったお盆を持ってきた。
戦いの火蓋が切って落とされる。


「はいじゃんじゃーん」
「じゃーんじゃん」

 

手に持ったお椀の中に光の速さでそばが投げ込まれる。
ちょうど一口でつるっと食べられる量。
ほどよくつゆと絡んでこれが…めっちゃ美味しい。

 

「美味し、」
『はいじゃんじゃん』
「これおいs」
『じゃんじゃーん』

 

おいしい、の一言すら発する事も許されぬ瞬速の戦い。

 

食べる事に集中する中で5杯刻みのマイルストーン(おはじき)を
忘れないかが心配だったけれど、この給仕さんは5杯が来ると
「はいおねえさんこれで5杯ね」とカウントしてくれるナイスマスターだった。
非常にありがたい。

快調におはじきを増やして来たけれど
60杯を過ぎたあたりで満腹とは違う別の魔物に襲われる。
急激な
「飽き」
かけそばにして約4杯分を食した所で
単調な蕎麦の味に飽きてきた。

 

味変をしなければ。
目の前には多様な薬味がある…
というのに、
これが、
なかなか、
食べる暇がない!
「じゃんじゃん」→「ずずっ」→「じゃんじゃん」→「ずずッ」
というお給仕さんとの間に出来上がったワンコリズムを崩す事は裏切りに値する。

 

 

よって味変のタイミングはお盆の上の蕎麦が無くなってお給仕さんが
バックヤードで戻り蕎麦を補給するこの一瞬のみ。

が!

このお給仕さん戻ってくるのが異様に早い。
時間にして僅か10秒程しかないので、その間に口の中の蕎麦を咀嚼し
なめこおろしとひじきをババっと食す。
そしてまたすぐ蕎麦との戦いが始まる。

時間制限はないといいつつ、ほぼタイムトライアル。

 

味変に苦戦しながらも女性の目標80杯をクリア。
100杯を超えたあたりで、さすがに満腹感が高まってきた。
すでに7人前の蕎麦を摂取している事になる。

お盆の上には20杯分のお椀。
友人は60杯でリタイアしたので、
このお盆の蕎麦たちは全て私のお椀に投げ込まれる訳だ。
ちょうど110杯をクリアしたあたりでお盆が空になり、
お給仕のおばちゃんがそっとささやいた
「おねえさんどうする?もう一回(お盆)持ってくる?」
それはすなわち、次もう20杯分持ってくるけど全部行ける?
ということ。ここはすかさず

「まだいけます」とアンサー。
100杯の大台をクリアした安堵か達成感か、

行けるとこまで行ってみようという気持ちが勝った。
次のお盆をクリアすればちょうど130杯だ。
もはやカウントの単位がお椀ではなくお盆に代わっていた。


「じゃーんじゃーん」
「ずずっ…もぐもぐ」
「じゃんじゃーん」
「ずずっ…もぐ…もぐもぐ…」
「にゃんにゃーん」
「ずずず…もぐもぐ…もぐ…」

 

満腹感もさることながら飽きがすごくて
なかなか飲み込めない。テンポがだいぶ落ちてしまう。
時々お給仕さんの「じゃんじゃん」の掛け声が
「にゃんにゃん」やら「しゃんしゃん」に微変化するのだけれど、
それすら突っ込む暇はない。

130杯を完食したところでそっとお椀に蓋をした。
お給仕さんは何が何でも蕎麦を入れようとしてくるから
すばやく蓋を閉めなければならない、
という事前情報があったので気を付けなければと思っていたのだけれど
ちょうどお盆が空になったタイミング&

お給仕さんの「あんたもう十分頑張ったわよ」の空気で
蓋を閉じずともエンディングを迎えた感。

 

おはじき26枚。

 

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そんな感じで、人生2度目、記憶の中では初めてのわんこそばは
130杯という記録で幕を下ろしました。

記録帳に名前と杯数を書き記して、
記念品に岩手の民芸品、可愛いあねっこ人形を頂いてチャレンジ終了!

 

 

 

あとはゆっくり付け合わせの天ぷらやらを食しました。
蕎麦以外はまだまだ食べられる不思議。

挑戦が終わっての感想。
大変だったのは満腹感よりも味に飽きが来た時の身体の拒否具合。
胃袋はまだ余裕があるのに、

「ふええ、また蕎麦がきたよぉ」みたいな
感じで突然飲み込みが辛くなります。
まだまだ余裕と思えている内から、定期的に薬味を追加するなり
付け合わせを食べるなりした方が良かったなと思いました。
あと甘い物を口に含んだ方が打ち消し効果が高く
その後のリズムが戻りやすかったので、
飲み物を一緒に頼むならジュースがお勧めです。
炭酸はお腹が膨らむから避けた方がベター。

挑戦が終わった直後は
さすがにお腹パンパンなんですが…
電車に乗って1時間も経つとお腹が減るんです。
蕎麦は消化がはやい。

楽しかったのでまた挑戦の機会を窺ってます。
次は150杯を目指したいと思います。

 

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↑あねっこ人形はキーホルダーが付いてました。

きょとん顔がかわいい。