ホンダ 新型アコード ほか
ホンダクリオ徳島のことを日記に書いた際、1991年当時のアコードクーペのカタログを載せたのですが、改めてキャッチコピーを見ていたら思い出しました。「クーペを愛する国、アメリカで生まれたアコードクーペ。」この一文は、その後の人生を左右する一文でした。(人生というと大袈裟ですが少なくとも車選びを)高校時代にこれを見てから随分長い間、 アメリカの車文化ではクーペが大切にされていると信じていました。さすがに2010年代になるとアメリカでもSUV人気が高まっていると聞こえてくるようになりましたが、それでも2012年秋登場(2017年まで販売)のアコードにはクーペが存在していました。完全に終わったと思ったのは、2017年秋アメリカで発表された新型アコードにクーペがないと知ったときでした。2012年秋発表のアコードにクーペモデルがあったのも無茶な話(時代の変化を読み間違えた)だったかもしれませんが、でもそのおかげで今2017年3月製のアコードクーペを所有することができているとも言えます。ところで、今、円相場は1ドル150円台後半から160円というところで、これは34年ぶりの円安水準だそうです。34年前、日本のホンダはアコードクーペをよくこんな為替レートで輸入してたな、って思います。それでも日本での価格は200万円台でしたので、当時アコードがアメリカでいかに庶民的な車であったかを思い知らされます。補足ですが、アコードクーペが日本に導入され始めた1980年代は、日本からアメリカに車がたくさん輸出されてアメリカが貿易赤字で、日本製品が叩かれていた時代でした。日本のホンダがアメリカ生産のホンダ車を輸入することになった背景には、貿易不均衡への対応(のパフォーマンス)という側面もあったようです。どのメーカーよりもいち早くアメリカ現地生産を立ち上げていたホンダならではの出来事でした。のちにトヨタがセプター(ステーションワゴン)を、三菱がエクリプス(スポーツクーペ)を輸入して国内販売するようになりました。-------------同じく1つ前の日記に書いたホンダクリオ徳島 南バイパス店だった場所の、現在の様子です。ホンダカーズ徳島 三軒屋店です。4/19 車中からで撮影。試乗車が並べられています。右から好き勝手にコメントしてみます。●ZR-V思ったほどは売れてないような気がします。値段が高いせいか、フロンドグリル周りのデザインが良くないせいか・・・。●ヴェゼル最近マイナーチェンジしてガソリン車が4WDのみになってしまいました。エントリー的な部分をWR-Vに任せる狙いもあるのでしょうが、どうも国内のホンダがハイブリッド(e:HEV)推しにますますなっているような気もします。新聞の折込広告を見ても、e:HEVばっか。●WR-Vこの車はインド生産で、価格を抑えるための装備の簡素化が話題です。よく言われているのはハンド式パーキングブレーキ(およびそれ所以の完全停止しないACC)ですが、自分はフロントワイパーの間欠に時間調整機能がないことを挙げたいと思います。自分は昔から割とこだわるポイント、なければすごくがっかりでコンプレックスになるほどでした。今や軽自動車のNシリーズにも標準装備されている機能ですので、登録車のWR-Vにないのは余計に気になりました。●オデッセイ中国生産で販売が再開しましたが、全く売れていないようです。あのセレナもアルファード顔になろうとしているくらいなので、アジア向け車でいいので立派に見える箱型の車がホンダにもほしいところです。ホンダ車は周りを威嚇しないという伝統的なプライドは少なくとも日本市場では呪縛でしかない。個人的には威嚇するデザインは好きではありませんが、トヨタがそういうデザインを日本で流行らせてしまったので仕方ありません。●ステップワゴン(写真は不完全ですが)AIRとSPADAという2本立てでしたっけ。優しい印象にしたAIRと、威嚇しないがクールな印象にしたSPADAですが、どちらも低迷。もうすぐ登場する新型フリードが、どうやらAIRとクロスターという構成らしいので、おなじ失敗にならないか心配です。フリードの価格帯が低めなら優しいデザインでもいいですが、果たしてどうなるでしょうか。写真に収まらなかった試乗車は●シビック●アコードです。新型アコード(11代目)。テザー活動は盛んでしたが、知らない間に正式発売されていました。デザインは明らかに日本よりアメリカやアジアを重視していますね。日本はハイブリッドのみで型式はCY2。旧型はCV3だったのに今回 「2」 なのは、2Lターボ車がなくなったから。CY1が1.5Lターボ、CY2が2.0Lハイブリッドです。試乗レポートとか見ていると、かなりいいらしいです。レジェンドやインスパイアがない今、アコードが日本ではホンダのフラッグシップモデルですので、力が入っているのは良かったです。力の入れ所が、高級感の演出ではなく質実剛健なところは、アメリカでの車格ポジショニングによるところもあるかもしれません。生産国については、日本向けはここ、299 หมู่12 Hua Wa, Si Maha Phot District, Prachin Buri 25140 タイGoogle マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。maps.app.goo.glタイのホンダ プラチンブリ工場で製造されています。旧型と同じでした。---------------県外に住む長女が来春には社会人になり、就職する場所にもよりますが車が必要な生活になりそうです。12年落ちのフリードがうちにあるので、娘がそれでよければ譲って、家には新しい車を迎えることになるかもしれません。お金がないことが最大の問題ですが、これからじっくり考えていく予定です。