皆さまこんにちは
夏休みですが、彼と映画館に
行って来ました！
わたしの、
大好きなオゾン監督の最新作です
主演は、
マリーヌヴァクト
前回は、フランス人仲間と
彼女の主演映画
「17歳」
を観たのですが、
今回はモデルではなく、
女優さんになって
またオゾン監督作品に主演しています
17歳、も素晴らしい作品でしたが、
今回は、もっと過激な映画で
むしろホラー
大変に怖かったです
クロエという主人公ですが、
彼女がお腹が痛くて、
精神分析家へ行くのです。
日本語の訳では、
精神科医と書いてありましたが、
フランス語の表記を見たら、
精神分析家
が正しい訳です！
そこで出会った精神分析家と同棲します。
ところが
彼には、隠していた双子の兄が
いて、クロエは
お兄さんを訪ねて行くと、
今度の家では、
精神科医
と書いてありました！
フランスでも、
分析家と精神科医では、
全く違うのです。
両方とも開業していますが、
例えば精神科医なら、
医者です。
しかし精神分析家というのは、
自分がカウンセリングを
受けたら、開業できるのです。
わたしもパリで、
知人が、分析家になっていました。
もちろん精神科医も、
住宅で開業しているので、
微妙な違いがあります！
映画では日本語訳が
わざと、なのか？
両方精神科医でした
兄は獰猛な感じで、
クロエは兄にも惹かれてしまいます。
弟は、とても優しく
性格が良いのですが、
この双子に悩まされてしまいます
弟には、過去があり
高校時代のトラウマがあって、
兄が、
それをクロエに
クロエは、美術館の
監視員のバイトをしていますが、
どんどん恐ろしいことに
巻き込まれていきます
怖い！
謎解きには、
クロエのネコが関係していますが、
お隣のおばさんに、
ネコを預けたら、
行方不明になります
この隣人も、
後から考えると
怪しいおばさんでした
双子はもちろん、
色々な人が怪しいですね〜
クロエのお母さんが
出てきますが、
ラストで、
ようやく母親が
クロエに謝ってくれて、和解します。
重要な意味があります
兄の家にも、ネコがいるのですが、
双子は一体何者か？
オゾン監督だけあって、
非常にセクシャルな映画ですが
同時に、とても怖い
冒頭の映像は、
今までで一番
凝っているかと思います
これが、
オゾンの年齢的に
やり過ぎ！な気がしました…
年齢を重ねると
どんどん作り込んでしまう
のかもしれませんね！
わたしは、
オゾン監督の中では、
「スイミングプール」が
1番好きですが、
そういう怖さよりも、
様式美、と言うか、
建築や美術
など色々と凝り過ぎる作品でした！
実際
冒頭部は、怖くて
目を閉じていました
他には、
「8人の女たち」が、やはりオゾンでは
有名なので、
パリで初演時観て以来
復習で、観ました！
こちらは、ただ楽しいミュージカル映画
カトリーヌドヌーブが
踊っていて、面白い！
オゾン監督は、
ゲイなので、こんなにたくさんの
女優さんを同時進行で
扱えるのかもしれないですね〜
「2重螺旋の恋人」の双子は、
同じ俳優さんです！
終わってからもずっと
謎は解けず、
眠っても、怖い映像が
残ります
オゾン作品は、
色々と考えさせられる映画
なので、好きですが、
今回は、
前より凝り過ぎな作りは、
あまり良くないかもしれないですね〜
映画館でも、
謎解きが書いてありました
ちなみに
フランス語では、
二重の恋人
と言うのが、正しい訳です。
螺旋階段は、出てきますが、
二重螺旋は、
別の意味で使われています